- マツケンサンバII/松平健
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ある高校時代の夏休みだったか昼過ぎに起きた私は
テレビから流れるある奇妙なダンスを見た。
「あの」松平健が金ラメの和服を着てサンバを踊っている。
ほんの数秒だったが我が目を疑った。
(確か徹子の部屋だったと思う)
「あれはなんだったんだろう」と疑問に思いつつ
その疑問は大学生になり解決する。
友人の一人が「この人がこんな歌を歌ってたんだよ」と
貸してくれたCDの中に「マツケンサンバⅠ、Ⅱ」と言うのがあった。
聴いた瞬間、明るいメロディーに小粋なボーカルにはまってしまった。
作曲家の名前を見てみたら「宮川彬良」と書かれていた。
音楽系の大学に在籍していたので名前は多少聞いたことがあった。
確か宮川泰先生の息子さんだ。
これが泰先生に似て明るい音だった。
泰先生の「村祭」のアレンジをNHKで聞いたことがあるが
まさにこの「物凄い明るい楽しい音」だったのだ。
それでいてパーカッションとオーケストラサウンドが融合している感じが
まさにすばらしかった。
それが2001年の夏ごろだったと覚えている。
それからレポートとかで調べていったら松平健の時代劇ショーでしか
やらない曲だと書いてあって友人を誘って本気で行こうかと何度も思った。
そうこうしている内に2004年ごろの大ヒット。
あれよあれよと言う間に紅白に出てるじゃありませんか。
将軍様が踊り腰元たちがあわせて踊る。
ショービジネスの塊で絶対ヒットの世界に出てこないと思ってた
曲がお茶の間を沸かしている。この「ズレ」がたまらなく好きだった。
フジの歌謡祭でアメリカのR&Bの歌手のあとでマツケンが出てきて
物凄く光っていた。(文字通り姿も心も)
それをR&Bの歌手が楽しそうにしている様子を見て
「音楽はやっぱり楽しくさせるものなんだな」と思った記憶がある。
つい昨日宮川彬良先生自ら指揮をしてるマツケンサンバⅡを見た。
「1,2,3,4!」と言う掛け声でいっせいにあの出だし。ブルぶるっと震えた。
そして楽しそうに指揮棒を振るう姿を見て、昔の紅白で指揮棒を振るっていた
今は亡き宮川泰先生を思い出した。
あのときの泰先生も体全体で指揮を楽しんでいたなぁ。

