私は一人の女が忘れられない。
忘れたいのに。
モニカ
彼女だけは特別なのよ。
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≪美しいモニカ≫
それでもモニカは笑ってた。
いつものように口元を隠し。
しかし私にはわかった。彼女の色素の薄い瞳、長いまつげ、膨らんだ涙袋が物語る。
鼻につく香水の香りで視界にはいらなくたってモニカだとすぐわかる。
[[パリで香水を作ってもらったのよ]]
艶やかな黒髪を夜会巻きにし、和服を着こなして、扇子で扇ぎながら微笑む彼女は美しい。
[[モニカぁ~、これやるよ]]
たくさんの高級ブティックの紙袋中からはベルサーチのドレス、シャネルのスーツ、ジバンシィのワンピース。。
女性が憧れのブランド服が山積みになっていた。
「ゆうやさん、私オートクチュールしか着れませんのよ。」
一言いうと立ち上がりスタスタと歩いていった。
彼はというと。。
「さすがモニカだ。」
なんて関心してる。
普通なら何百万とプレゼントして断られたら普通キレる。
だが彼は満足そうに帰る。
俺はこんな金のかかるいい女を愛している
そういう優越感にひたっているように私は感じた。
たしかにモニカはいい女だ。
艶つやな長い黒髪に真っ白な肌、長くて細い手足に大きな目、すっとした鼻。
日本人なのに、どこかイタリア女のような、だけど控えめな彼女は誰もが目を奪われる。
