しおじのし -9ページ目

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

人の気も知らないで。と
また降り出した明日の雨に
君は喧々と文句を言ってるけど
そんな濡れ髪を拭いている
君を抱きしめたい。
白いタオル地からのぞく
指に絡ませたい想いが今夜
今夜僕にはあるんだ。
冬に来た雨


投稿写真

来週が楽しみですとか言いながら
彼女はブーツが汚れていても
今日もしっかと立ち上がる。
握り飯を歩きながらくわえて
今日もしっかと立ち上がる。
両手と背中に負担を背負うけど
今日もしっかと立ち上がる。
小さなバックに小物を貯め込み
パーフルの指輪にピンクのコピー
近くのコンビニで手に入れても
ファッション誌のアイテムは
どこか遠くに感じているのさ。
今日もきっと立ち上がるのさ。


できないことが
出来ることより多くても
できないことに踏み込む。
自分が何故ここにいるの
必要とされていないかも
明日も不安の中にいても
明後日あたりの希望もある。

だから居る。
私はココにある。
地上に立つ現実も天仰ぐ希望も
だからいえる。
泡のような未来も
夢かもしれない昨日も。