ここ、連休なんやけど予定空いてへん?


ええよ!ヒッチハイクしよか?


やろ!!





そんな簡単な会話で決まった今回のヒッチハイクの旅。


もちろん2人ともヒッチハイクの経験もなく、なんとなく楽しそうやからやってみよう!ってなノリ。





終わってみて思うこと。

世の中には優しい方々がたーくさんいて、こんなにも温かい世界で生活しているんだなと驚かされた。

やってみてほんとによかった。




そんな旅のお話です。







前日。

メールにて、


「とりあえず北南東西どっち行くか決めよ!」


「んー西ちゃう?」


「んな九州!博多でラーメン食お!」


という流れで行き先が決定。



「集合場所は間をとって梅田で、スケッチブックとマジックさえ持ってけばいいよな!」


打合せは以上でした。笑





当日、僕は2時間も寝坊してしまいました。



急いで電車に飛び乗って、どうやら吹田のSAが歩いて登れるらしいからそこからスタートしよう!という話で吹田へ集合。



遅刻を詫びるために持って行ったスケッチブックに「ごめん。。」と書いて登場。笑




スタート地点の吹田は失敗の連続でした。


スケッチブックには


「今日中に博多まで」

「とりあえず西へ」



などと書いて、SAから出発する車に向けてアピールしてました。





半分ぐらいの車は文字を読んでくださり、その半分ぐらいの方は首を横に振ったり笑ったりのリアクションをしてくれます。




遅刻の間に高速地図を買ってくれていたのでそれを見ると中国道に向かえばいいということが分かってました。


「中国道の次のSAまで」


と書きなおして待つも、一向に止まってくれません。



2時間が経ち、こんなにもヒッチハイクは難しいものなのかとうなだれそうになっていた時、SAの管理のおっちゃんに話しかけられました。


「お兄ちゃん、ここから中国道に入る車はおらんよ。。」


と。


二人でなにぃー!となりました。



さらに逆車線で待っていたことも分かり、移動して一度中国道に繋がるところまで出ようという話になり、博多とは真逆の京都の桂SAまで行くことにしました。



すると何度かちらちら見てくれていた方が声をかけてくださりました。



外人のトラック運転手の方です。


「狭くて汚いけどええか?」


と言われ、全く問題ないです!と怖さを感じる間もなくすぐに乗り込みました。



開始から2時間半でようやく初ヒッチハイク成功です。



乗せてくださったのはオーストラリアから来ているアダム。

4年半日本にいて、トラックを運転しているのだとか。

車内では何語か分からない陽気な音楽をかけてくれました。




今から富山に向かうそうで「富山まで行こうぜ」
と言って頂いたが、博多でラーメンを食べる目標だけはブレずにいこうと決めていたので、桂でおろしてもらいました。



到着後、写真を撮って、握手をかわし、ありがとう!と笑顔で別れました。


$Coffeぃのthinking&feeling






今回の旅。


二人で決めていたことは、旅を通じてたくさんの知らない人とと出会い、お話をしていこう。人の温か
さや優しさを感じていこう。乗せてもらう自分たちは、乗せてくれる人に対して何が出来るか分からないけど、いっぱい出会っていこう。



それだけは決めていました。



さて、息つく間もなく次を探し始めました。



「神戸・姫路方面」で探していると、おっちゃんが声をかけてくれました。



「中国道は行かへんけど、神戸の方行くし乗るか?」

と乗せてくださいました。




獣医をされていて、今は退職後、養鶏の指導をするために各地へ出張されている方でした。

その方曰く、この時期の中国道は雪で通れないから通る人はいないとのこと。

九州を目指すなら、山陽道じゃないと。と教えてくださいました。



阪神高速の魚崎の辺りまで乗せて頂きました。



一端高速を降りてしまったのでどうしようかと次の高速乗り場まで歩いて考え、車がびゅんびゅん走る一般道でどうやって乗せてもらうか迷っていたところ、


軽自動車に乗ったおっちゃんに「高速乗るから行くか!」と声をかけてもらいました。



タイミングが良すぎて興奮しました。




乗せてもらうと必ず聞かれるのは、

「学生か?」
「なんでヒッチハイクなんや?」
「何しにいくねん?」


でした。


僕たちは学生じゃないので、社会人ですと答えると、金あるのになにしてんのやーと笑われました。


この頃はまだそれに対して、とりあえずヒッチハイクがしたいんです!とはっきりとした答えを出せずにいました。



この方には京橋PAまで乗せて頂きました。




この京橋PAがきつかった。



時間は6時ごろになり、日も落ちて気温がどんどん下がり始めました。



その日中に博多に着く予定が、まだ神戸に入ったばかり。


少しは慣れてきたので、ボードを持ってるだけでなく、止まってる車に近づいて声をかけれるようになってきました。


しかし、この京橋PAでは声をかけても断られてばかり。


さらに小さいPAなので、8時には売店が閉まり、そうなれば野宿も覚悟しないといけない状況になりました。



焦りと寒さでいっぱいになってきましたが、勇気を振り絞って声をかけ続けました。



すると、ある女性の方に「こんな寒い中バカじゃないの!早く乗りなさい」と叱られながら乗せてくださいました。



その方は会社の社長さんで、コーヒーまで買ってくださいました。



ほんとバカなことするわねーと言いながら僕たちのことを応援してくださり、博多着いてラーメン食べれたらメールちょうだい!と連絡先を教えてくださり、垂水SAまで乗せてくださいました。




日は沈んできましたが、この調子でどんどんいくぞと躍起になってきました。



垂水では車に乗ってる方に声をかける作戦を続けました。


すると、いいよと乗せてくださる男性の方がいました。


「行かれる方向の差し支えのない場所でおろして頂ければいいので」


とお願いすると、「ちょうど暇だったからドライブがてら行くか」

と家とは全く別の場所まで行ってくださることに。




結局龍野西まで1時間以上乗せて頂きました。



この方は小学校の先生をされていて、この土日休みをどう過ごすか考えていたところだったのでいいよと時間を割いてくださいました。


この岡田さんには本当によくして頂き、龍野西SAでは晩御飯もごちそうして頂き、僕たちのことを自
分の子どものように接してくださいました。


別れ際には「また時間があるときにうちの家に遊びにきなさい。今回の旅の続きを教えてよ」とまで言ってくださった。


こんな出会いもあるんだなーと二人で感動。


$Coffeぃのthinking&feeling






次はSAの前で声をかけた男性の方に「襲うなよ」と冗談まじりに言われながら乗せて頂きました。


自分の親よりも年上の方で、60歳を超えてもばりばり働いてるのだそう。



自分の今までの人生や、働いてきたこと、哲学の話まで深い話をたくさん聞かせてくださり、気がつけば次の大きなSAの吉備SAまで到着しました。




この吉備SAも鬼門でした。



時刻はすでに23時。今日中の到着は絶対に不可能になってました。



それどころか、明日中に到着してラーメンを食べ、その次の日の仕事に間に合うためには、夜の9時に博多を出発しないといけない状態になりました。


博多まではまだ半分。


たどり着けるかどうかの不安が出てくる一方で、夜のため乗せてくれる車が極端に減ってきました。


雪も降ってきました。



夜中もほとんどの方に声をかけて交渉するも、ダメ。

疲れ切った二人はとりあえず朝まで寝ることにしました。




今回の旅で1番の誤算は、長距離トラックになかなか乗れなかったこと。


最近ヒッチハイクを乗せて事故したときに保障が出来ないことから、会社の規定で乗せてくれないトラックが多いそうで、今回も全く相手にしてもらえませんでした。


また、トラックの方お仕事をされているので、僕たちが声をかけたり乗ることで気分を悪くしてしまっては趣旨がズレると思いました。




そんなこんなでSAのイスで一晩を過ごし、夜明けの7時頃から動きはじめました。



明るくなれば声をかけなくても、スケッチブックを持っていても認知されるので楽です。


$Coffeぃのthinking&feeling





SAの出口で立っていると京都ナンバーのレンタカーのお兄ちゃん2人組が止まってくれました。


「おもしろいことしてるから乗っていきなよ!」


旅行で広島を目指していたこの2人は、年も近かったので僕たちの気持ちをよく分かってくださいました。

福山の手前の篠坂PAでおろしてもらいました。




この辺りからすこしずつ自分たちがしてることの意味とか、またそれによって起こるプラスの出来事とかに気付き始めました。



このヒッチハイクでは、色んな出会いが生まれて、その中で話しをしていると知らないことを知れたり、また勇気が出たり、パワーをもらったり。



それは自分たちもそうだし、乗せてくれた人にも言えること。



勇気を出して乗せてくれた人もまた、出会いが生まれ、パワーを受け取ることが出来る。



最初、ヒッチハイクとはひとりよがりで迷惑をかけるばかりかもしれないと思ったけど、善意の優しさは、出会いとパワーを生んでくれることに気付けました。




篠坂PAでは休憩してる年輩の夫婦の方に小谷SAまで乗せてもらうことになりました。


息子に会いにいく途中の夫婦で、車内ではサンドイッチとコーヒーを頂きました。


この夫婦の方の趣味は登山で、いつも車で出かけて色んな山に登るそうな。




小谷SAでは、無料のマッサージチェアで疲れを癒したあと、声かけをしていると、一度断られた方が歩み寄ってきてくださり、「ほんとに少しだけど途中までで良ければどうぞ」と言ってくださいました。


この夫婦は宮島への旅行中で、横浜から来られている方でした。


ラーメン食べれたら連絡ちょうだい!と連絡先も教えてくださいました。


$Coffeぃのthinking&feeling





降り立った沼田PAはもうすぐ山口ということで、山口ナンバーの車を探しました。


家に帰る途中の山口ナンバーのおっちゃんが「いいね~乗りなよ」
と乗せてくださいました。



僕たちの無茶な挑戦に笑いながら応援してくださり、玖珂PAまでたどり着きました。



時刻は昼前。刻々とタイムリミットが迫ってきました。




ここで久しぶりに声をかけた長距離トラックの運転手にOKをもらい、九州行きが決定!

ほんとはダメなんだけどなーと言いながら、仮眠の寝床と助手席で2人乗せてくださりました。


長いなーと言っていた山口を一気に走り去り、関門海峡を渡る手前の壇ノ浦PAに到着。


もう橋を渡れば九州!


一気にゴールが見えてきました。



ここでも声をかけるとすんなり橋を渡った吉志PAまで夫婦の方が乗せてくれました。


昨日納車したばかりの新車で、昨日が友引だったからさっそく君たちに出会えたんやな!と嬉しいことを言ってくださいました。




吉志PAでは車を洗車してるおっちゃんに声をかけると「ええよ、乗りんしゃい」とこてこての福岡弁でOKをもらいました。



旅行好きの建築関係の仕事の方で、世界各国の旅の話をたくさん聞かせてくれました。僕たちの旅の話も楽しそうに聞いてくださって、「旅はほんまええなー」と盛り上がりました。


一気に古賀SAまで送ってくださったこのおっちゃん。


最後に写真一緒に撮らせてくださいと頼むと、「縁がある人はまたどっかで会うんや。だからそんときまた会ったらよろしくな」と爽快に去って行かれました。

かっこいーー




さて、博多まであと少し。


次でラスト決めよう!と博多駅行きの方を探しました。


$Coffeぃのthinking&feeling





声をかけた年輩の女性の方が「私の運転で良ければ」とOK。

車で待っててと言われ待ってると、サンドイッチとコーヒーを買ってきてくださいました。


車内では女性の方の家族の話を聞かせてもらい、また名言もたくさん教えて頂きました。


口からプラスの言葉を出せば、叶う。
それにマイナスの言葉が出れば、吐く。


だからプラスの言葉を常に言っていれば、夢は叶うんだよ。



博多駅のすぐ目の前まで送ってください、写真を撮ってお礼を言って、おろしてもらいました。





博多到着。



スタートから28時間。



乗った車14台。


お世話になった人20人前後。


声をかけた数100以上。



スキップしたくなるくらい嬉しい瞬間でした。


$Coffeぃのthinking&feeling







駅近くの博多一幸舎でラーメンを食べ、写真をお世話になった方々に送信。
また家に来なさいと言ってくださった岡田さんには到着の電話。

その後、温泉に入って、中州の屋台でたらふく食べて飲んで、夜行バスで帰ってきました。




本当にいい旅。

こんないい旅を思いつきで出来て本当に良かった。



色んな方の色んな人生を聞けた旅。

僕らの無謀な挑戦をたくさんの方に応援してもらった旅。

勇気をもらい、そして勇気や元気を受け取ってもらった旅。


感謝でいっぱいの旅でした。


$Coffeぃのthinking&feeling
感謝の気持ちを伝えるのは難しい。



どれだけよくしてもらったか。


どれだけ考えてもらったか。


怒ってもらったか、信頼してもらったか。



そんなこと考えれば考えるほど、感謝でいっぱい。



そんな気持ちは伝わるんだろうか。


とても言葉じゃ伝えられる自信がないので手紙でも書こうかな。



仕事とは分かってはいるけれども、

でもこんなに良い経験をさせてもらったことに感謝をしないと。



あと、5日。


なにが出来るんだろう。


どんな種を蒔いて去っていけるだろうか。
日常は思い通りにいかないことばかり。


理想通りに毎日が進み続けることなんてまずない。


必ず思いもよらないハプニングに巻き込まれる。




それはだめなことなのか。

いちいちくそーだめだ!と落ち込むべきことなのか。



そうじゃないと思う。


たかが数十年生きてるだけ。


自分の知らないことがたくさんある中で、


何もかも思い通りになんていかないに決まってる。


想定の範囲外のことは起こるに決まっているのだ。



だからそんなことにいちいち左右される必要はない。





さて、では思い通りにいく環境とは何か。


それは信用された環境。


何でも出来る環境。


信用や信頼のある友達・恋人・家族


そんな中では自分の好きなことをしても理解され、


好きなようにやれる。思い通りにいく。



その分その信用を得ることは時間がかかる。



そんな人との「別れ」とは


自分の思い通り過ごせる時間がなくなることでもあると思う。



何をやっても分かってくれ、期待通りの反応がある。


そんな時間がなくなると思うと、別れは切ない。




自分を理解してくれている人を大切に出来る人間になりたい。




決断は間違いではないし、進まなければいけない。


切なかったり、寂しい思いは一時の感情。


決めたことは決めたこと。



目の前のやりたいこと・やるべきことを


今はまっすぐに進んでいきたい。