へぇ~、すご~い。 (#^.^#)
ゆう@子育てパパ

人気ブログランキングへ
ゆう@子育てパパ

人気ブログランキングへ
立山町の和紙職人、川原隆邦さん(33)が、縦16メートル、横7.4メートルの巨大和紙を制作し、ギネスブックの「最も大きい1枚の手作りの紙」部門の世界新記録として近く登録を申請する。県木の立山杉の表皮を原料に混ぜ、富山らしさを表現している。
朝日町に伝わる蛭谷(びるだん)和紙の技を学んだ川原さんは、多彩な作品制作やコウゾ栽培を通じ、和紙の魅力を伝える活動を行っている。県内の建物の内装に使いたいという依頼を受け、巨大和紙の制作に取り組んだ。
立山町下白岩の上東地域活性化センターを拠点に、全ての作業を1人で行った。立山杉の表皮をたたいて繊維にし、コウゾと一緒に溶かした。厚さにむらがないよう気を配りながら木製の大きな枠に原料液を流し込み、天日で3日間乾燥させた。杉の採取から完成まで約3カ月かけた労作だ。
「最も大きい1枚の手作りの紙」の現在の世界記録は、2009年の高岡開町400年記念イベントで高岡市民約400人が共同制作した縦7メートル、横14メートルの和紙。今回の和紙はこれを超えており、川原さんは「これまで例のない大きさに挑戦でき、良い経験になった」と手応えを語る。
完成した和紙は、茶色の杉の表皮が独特の趣を醸し出している。柱の装飾に使われる予定で、川原さんは「和紙の幅広い用途や可能性をこれからも伝えたい」と話している。
北日本新聞社