この一年が無事でありますように。  (#^.^#)
 
ゆう@子育てパパ


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 立山信仰の里、立山町芦峅寺に伝わる行事「おんば様のお召し替え」が13日、同所の閻魔(えんま)堂で行われ、山の神として親しまれる「うば尊(おんば様)」の白装束を地元女性が着せ替え、一年の無事を願った。スロバキアから筑波大に留学し、日本の山岳信仰を研究しているズザナ・マラーさん(33)も様子を見守り、立山独自の行事に関心を寄せた。



 閻魔堂には、うば尊6体が安置されている。お召し替えは江戸時代中期から続く行事で、県無形民俗文化財。現在は芦峅寺婦人会(佐伯照代会長)が継承し、毎年3月13日に行っている。



 この日は婦人会と地元の老人会「伯鷹会」の計約40人が朝から閻魔堂に集まり、立山博物館に安置されている9体を含め15体分の白装束を縫い上げた。芦峅雄山神社で装束のおはらいを受けた後、閻魔堂に戻り、1体ずつ着せ替えた。



 マラーさんは装束作りの場面から見学し、写真を撮影したほか、地元女性に教わって白装束作りも体験した。「宗教的なものと伝統とが混在していて興味深い」などと話した。マラーさんは地獄絵などにも関心が深く、立山博物館に展示されている立山曼荼羅(まんだら)も見学した。





北日本新聞社