ゆう@子育てパパ

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今年も花粉症に苦しむ人にとってはつらい時期がやってきた。さらには、健康被害が懸念される微小粒子状物質「PM2.5」やインフルエンザウイルスなども気になるところ。そんな身近な“脅威”に心強い味方となるのが空気清浄機だ。家電製品の辛口分析で知られる「家電批評」は、昨年の「ベストバイ」としてスウェーデン製の「ブルーエア」を選んだ。その人気の秘密とは?
環境省によると、今年の花粉の飛散量は昨年ほどではないが、多く飛散する期間が長く、ピーク時期も昨年に比べ早まるという。また、大阪市では26日、「PM2・5」の大気1立方メートル当たりの濃度が、国の指針による濃度レベルを上回った。
こうした“汚染”対策として市場には国内外メーカーから数多くの空気清浄機が出回っている。「家電批評」でとりあげた製品の中から、最も優れたものを紹介する「ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2013」に輝いたのが「ブルーエア」だ。
同誌の沢井竜太統括編集長は、「日本の家電は素晴らしいものだとは思うが、規格がある程度決まっておりそんなに自由にできない。空気清浄機は昔からある家電だが、海外製のブルーエアはデザイン性や機能性ですごく自由に見え、可能性を感じさせてくれた。これからの社会や未来を見据えたニオイがする。時代の閉塞感を打ち破る方向性を示した象徴的な存在」と絶賛する。
国内メーカーもしのぎを削る空気清浄機市場だが、「国内メーカーのコンパクトかつ多機能という発想と異なり、空気清浄機の原点であるいかに空気を綺麗にできるかを追求した結果が消費者に受け入れられ始めている」と分析。「本体が大きい分パワーもあり、空気を大量に取り込み、3層のフィルターで汚れを取り新鮮な空気を出す。単機能だが高性能だ」と指摘する。
売り場でも同様の声が聞かれ、家電量販店大手のヨドバシカメラマルチメディアAkiba(東京)の売り場担当者は、「空気清浄機として求められる『空気を速くきれいにする』性能に特化し、世界基準で認められており、お客様にも非常に人気」と話す。さらに、「基本性能の高さに加え、フィルターが交換式なので掃除が手間と感じているお客様のニーズにあった商品」だという。
一年前は認知度も低く、同店では展示も控え目だったというが、今は一番目立つ場所に展示。「ブルーエアを購入したいと売り場に来るお客様が圧倒的に増えた。国内メーカーの販売シェアに近づくぐらいの勢いがあり、自信を持っておすすめできる」(同担当者)と力を込める。
高性能の「ブルーエア」だが、一方で注意すべき点もある。国内メーカーの製品と比べると本体は大型。半年に1回交換が必要なフィルターの値段は比較的高めで、ランニングコストがかさむ。沢井編集長は「フィルターを交換しないとコストはかからないが、目詰まりでどうしても機能は低下してしまう。毎年の花粉だけでなくPM2.5の脅威が国民的な問題となるなか、フィルターを何年も交換せずに掃除だけすませるのか、お金をかけてでも常に綺麗な空気を求めるのか、メーカーだけなく消費者の考え方も問われている」と話す。
これからの時期、押し寄せてくる花粉やPM2.5などに対抗するにはやはり“パワー”は魅力的。価格は多少割高でも、空気清浄機本来の目的やデザインにこだわった商品で満足感を追求するのも、賢い選択肢のひとつといえよう。
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