胡蝶蘭って高いんだよなぁ~。  (~_~;)
 
ゆう@子育てパパ


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 胡蝶蘭というと思い浮かべるのは、オフィス移転や、イベントの初日などのお祝いに届くプレゼント。蘭には幸福をとどける、という花言葉があり、その高級感ある華やかな姿とともにこうした場では重宝されている。その色も様々。「お祝いなどで需要が多いのは定番ともいえる白やピンク、最近では黄色や赤などカラフルなものも人気です」(都内の花屋)と、蘭は掛け合わせのしやすい品種ということもあり胡蝶蘭だけでも今では3万種以上もあるという。「10年くらいかけて交配し、生産者はオリジナルの色を作り出します。自分の色ができたときはまさに自分の子供が生まれたような気分です。だいたい予想はできるのですが場合によっては思わぬ色が生まれることも。こうした神秘的な一面も人気の一つかもしれません」とは埼玉県で胡蝶蘭を生産する国分寺洋蘭園の渡辺大之さん。



 そんな胡蝶蘭を含めた蘭を一堂に集めたイベントが23日(日)まで東京ドーム(東京都文京区)で開催中だ。今年で24回目を迎える「世界らん展日本大賞2014」。その規模は出展総数、約3000種、約10万株、250万輪以上と蘭のイベントとしては世界最大級で、9日間の会期中に毎年18万人が来場するビッグイベントだ。



 東京ドーム一杯に様々な蘭が咲き乱れているが、今年の目玉は胡蝶蘭だけを一画に集めた「知られざる胡蝶蘭の世界」。中でもとりわけ人気なのが、世界初!の「青い胡蝶蘭」。実はこれまで胡蝶蘭に青色は存在せず、千葉大学が遺伝子組み換え技術を駆使し、10年間かけて出来上がったという努力の賜物。展示室の一番奥に鎮座する、ライトアップされたショーケースの中で映える鮮やかな青色が印象的だ。この他にも象の耳に似ていることから「象耳蘭」と呼ばれる胡蝶蘭で最も大きな葉を持つ「ギガンテア」や、交配される前の胡蝶蘭の原種も多数展示されている。現代の胡蝶蘭たちのご先祖様といったところか。「この展示室だけで60種類以上、300株超える胡蝶蘭をお楽しみいただけます。これだけの種類の胡蝶蘭が一度に見ることができるのはここだけでしょう。それだけにこれらを会期に合わせて咲かせるのは至難の業、毎年のことですがヒヤヒヤものです」(世界らん展広報担当の大場利一さん)。その他にも本年、蘭が最も似合う男「オーキッド・プリンス」に就任した歌舞伎役者、市川猿之助さんの名を関した「オンシジューム エンノスケ」や、写真に刺繍を施すという独特な手法で注目されているアーティスト、清川あさみさんによる、女優の大政絢さんをモデルにした展示もこのイベントならでは。



 最終日の23日(日)にはスパリゾートハワイアンのフラガールによる華やかなショー(1日2回)が開催されるほか、120店ある販売ブースでは最終日恒例の大安売りも実施。



 驚きの価格が表示され、蘭好きでなくともつい手が出てしまう思わぬ掘り出し物に出会えるかも。開場は10時~17時30分(最終入場16時30分)、入場料は当日券2000円。