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ゆう@子育てパパ

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県森林研究所(立山町吉峰)で優良無花粉スギ「立山 森の輝き」を開発した斎藤真己主任研究員(42)の20年に及ぶ研究の日々を追った小学生向けノンフィクションが今月下旬、出版される。無花粉スギに「花粉症のない未来」という夢を託し、優良品種の大量生産にまでこぎ着けた歩みを紹介し、子どもたちにあきらめないことの大切さを伝える内容となっている。
本のタイトルは「花粉症のない未来のために~無花粉スギの研究者 斎藤真己」。佼成出版社(東京)が「感動ノンフィクションシリーズ」の1冊として企画し、児童文学作家の金治直美さん(埼玉)が取材・執筆した。
ノンフィクションは、岐阜大大学院生だった斎藤さんが、県林業試験場(現県森林研究所)の研究員だった平英彰さんが発見した無花粉スギの研究を同大教授から持ち掛けられる場面で幕明け。学会で認められず挫折感を味わったエピソードや、県森林研究所に入ってから取り組んだ品種改良で結果が出ず、約7万もの雄花を調べ続けた苦悩の日々も紹介した。
同出版社編集者の土井和子さんは「粘り強く取り組むことの素晴らしさを伝えたかった」と話す。
斎藤さんの歩みとともに、花粉症の仕組みや品種改良の方法、林業の課題なども取り上げた。斎藤さんは「子どもたちが自然や森林、林業などに関心を持つきっかけになればうれしい」と話している。
A5判128ページ。1575円。28日発刊予定。全国の書店で取り扱う。
北日本新聞社