ゆう@子育てパパ

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今夏の日本は、ドラマ『半沢直樹』ブームが吹き荒れた。関東地区の平均視聴率は28.7%で、9月22日放送の最終話は42.2%を記録。それは、平成ドラマ史上トップの座に躍り出た数字であった。その人気に台湾メディアが注目。「日本の半沢直樹熱を、海を超えて観察」というタイトルの記事を掲載した。
日刊紙「中國時報(チャイナ・タイムス)」は、半沢ブームを「夏の日本で特殊な社会現象が起きた」としており、「月曜日のあいさつは“昨日の半沢見た?”から始まる。近年はドラマを見る人が激減していたはずだが、どうして『半沢直樹』はここまで大人気になったのか」と投げかけ、分析を始めた。
「一般社会で生活している人々の期待に応える内容で、共感を得られた。そして実際には半沢のように上司と戦い倍返しなどできない。現実で不可能なことをドラマで見られることが、何より人気なのだ」というのが、中國時報の分析結果だ。「倍返しというキメ台詞に始まり、“上司の失敗は部下の責任、部下の成功は上司の手柄”といった内容や言葉に納得するサラリーマンが多かった。よく言ってくれた! という思いで日曜日にテレビを見て、月曜日からがんばるぞというパワーをもらっていたのだ」とまとめた。また「全ての仕事、情熱があれは成し遂げられる可能性があると思わせるドラマだった」と、記事を締めくくっている。
台湾で『半沢直樹』は、10月7日より放送が始まる。2時間枠で全10話を放送するので、週に1回だと1カ月程度、毎日だと5日間で終了を迎え、日本と比較するとあっという間に最終話を視聴することになる。また日本語専門チャンネルが複数あり、最新ドラマもホットな内に見ることができるのが台湾だが、放送前からこれ程までにメディアに取り上げられ、注目を集めたドラマはほとんど無かったであろう。放送開始となった台湾での反応が、楽しみだ。
そして台湾に続き、香港で年内放送の予定があるとのこと。今後アジア各国、そして世界へと現代日本を描いた半沢直樹の世界が、じわじわと広がっていく。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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