韓国からドライアイス輸入してるの?! (~_~;)
ゆう@子育てパパ


人気ブログランキングへ




 ■ドライアイス“蒸発”!?



 冷たいアイスクリームの販売や食品の保冷需要が増える夏場に、ドライアイス不足が起こる懸念が浮上している。国内で化学工場や製油所の閉鎖が相次ぐのに伴い、ドライアイスの原料に使われる炭酸ガスの供給力が低下するためだ。ドライアイスは、専用の冷蔵・冷凍庫よりもコストが安いため、スーパーや洋菓子店のほか、宅配便の冷蔵便サービス用にも広く使われており、運送業界にも影響が及ぶ可能性がある。



 炭酸ガスは、石油精製やアンモニア合成の製造工程で出る副生成物で、これをエア・ウォーターや大陽日酸などの工業用ガス会社が純度を高めて出荷している。主な用途はレーザー溶接などの産業用で、日本産業・医療ガス協会によると昨年度の炭酸ガスの出荷量は約67万トン。これ以外にドライアイス向けの供給が20万~30万トン規模あり、国内の年間需要は約100万トンに上る。



 これに対し石油・化学業界では、旭化成が昨年3月に水島製造所(岡山県倉敷市)でアンモニアなどの生産を停止。7月にはコスモ石油が坂出製油所(香川県坂出市)を閉鎖する。



 エア・ウォーターが3月に山口県山陽小野田市に新工場を開設するなど、ガス会社は生産能力の底上げに動いているが、石化設備の供給減の影響は大きく、今夏の需要に対して、数%程度供給が不足するとみられている。来年3月末にはさらに、宇部興産が堺工場(堺市)でアンモニアの生産設備の停止を予定。内需低迷による石化業界の相次ぐ国内生産の縮小で、炭酸ガス不足は常態化する懸念もある。



 東日本大震災で、コスモ石油千葉製油所の火災事故が発生した2年前は、炭酸ガス不足の影響で韓国からドライアイスが輸入されており、今回も輸入の動きが広がりそうだ。