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日照時間が短く、日差しを浴びる機会が減少する冬は、体内時計に狂いが生じがちで、眠りも浅くなる季節だといわれる。普段からストレスなどが原因で、不眠に悩む現代人は少なくない。
フジ医療器(本社:大阪府大阪市)が、今年1月末に実施した「第2回睡眠に関する調査」では、調査対象となった10代から70代の男女1,448名のうち、睡眠に不満はないと回答したのはわずか90名。ほとんどの人が、寝ても疲れが取れない(291名)を筆頭に、睡眠に関しては何らかの不満を持っていた。
快眠のために工夫していることをたずねたところ、実に93.6%の人が枕の使用をあげていた。確かに昨今、快眠をうたう高機能の枕は増えているものの、自分に合った枕選びは簡単ではない。
そこで、こんなサービスが登場した。今年1月末から、快眠グッズを取り扱う「まくら(本社:千葉県柏市)」が運営するウェブサイトショップ「枕と眠りのおやすみショップ! 」では、「枕のレンタルサービス」がスタートした。同サービスは、ウェブサイトショップで販売する50種類以上の枕から、気になる商品を最大3個までレンタルでき、最長で10泊11日の間、試すことができる。料金は1,000円プラス枕返却時の送料となっている。また返却された枕は、専門業者により定期的にクリーニングされ、衛生面への配慮もされている。
そして、こんな変わり種まくらも登場している。「快眠防災枕(7,980円/大石製作所と蒲団屋山昇、ともに静岡の企業の共同開発)」は、筒状の専用ケースに懐中電灯などの非難用具を入れて、枕内部に収納できる商品だ。もちろん枕の高さ調節など、寝心地の良さを追求した機能も兼ね備えている。
一方、大阪府泉佐野市にある「日根神社(ひねじんじゃ)」は、日本で唯一の枕と寝床を守護とする枕の神社だ。毎年5月4、5日は「まくら祭り」も開催する同神社には、連日不眠から子どもの夜泣きなど、さまざまな睡眠の悩みを持つ人々が参拝にやってくる。またお札やお守りも、定番の形のものから、枕の形をした安眠お守り(500円)やピローケース(1,000円)まで、種類も豊富にそろっている。
快適な睡眠を求めて、いろいろ試してみるのもよさそうだ。
(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)
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