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 2月12日は「レトルトカレーの日」だとご存じだろうか。1968年のこの日に、世界初のレトルトカレーである「ボンカレー」が関西で市販を開始したことがそのゆえんとなっている。



 ボンカレーは、発売元である大塚食品工業(現大塚食品/本社:大阪府大阪市)が、アメリカの雑誌に掲載されていた新しい軍用食の記事をきっかけに、2年の開発期間を経て商品化した。発売当初はパッケージ面などの課題があり地域限定であったが、翌年には全国発売された。



 その手軽さと、具材にこだわった味も支持されたが、問題は価格面であった。1968年当時の価格は80円であったが、多くの人は高いと感じていたようだ。



 その価格の高さは、他社のカレー商品と比較してみるとわかるだろう。同じ頃、大人のカレーとして登場した固形タイプの「ハウスジャワカレー(ハウス食品/東京本社:東京都千代田区、大阪本社:大阪市東大阪市)」は、125グラムの5皿分で価格は80円。一方、ボンカレーは180グラムで1人前。確かに割高感は否定できない。



 また、日本銀行のウェブサイト内「教えて! にちぎん」に紹介されている消費者物価指数を参考に当時の80円を現在の貨幣価値に換算してみると、なんと274円になる。



 今でこそ、手頃な価格で購入できるレトルトカレーだが、当時はちょっとした高級品だったようだ。





(加藤 秀行 、 阪神 裕平)