都市部は人が多いので・・・大変ですね。(~_~;)


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 最近、人とぶつかることが昔より多くなった気がします。年をとって注意力が散漫になっているんだろう、と言われれば謝るしかありませんが、ルールやマナーに無頓着な人が増えているのも否定できないと思います。



 電車の乗り降り。これは降りる人が先、と幼稚園で習い、以後幾星霜、忠実に守ってきました。同様に、部屋の出入り。これも出る人が先、と習ったのですが、ここで時々ぶつかります。ただ、客観的にみても、ぶつかるドアというのは決まっていて、そこではしばしば衝突しています。もちろん譲り合う気持ちは大切ですが、時間的、物理的に動けないこともありますから。



 よくぶつかるドアは、たとえばビルの階段のところ、ファミリーレストランの出入り口、ですね。



 「そういえば…」ということ、ありませんか。



 ここでは、「出る」「入る」が曖昧なのが原因だと思います。階段の場合、「フロアに出る」、と思っている人と「フロアから出る」、と思っている人が互いに相手は「入る」側と思っているからでしょうし。



 火災時の延焼防止のために階段がドアで仕切られているビルは多いのですが、この階段のある場所は「階段室」という名前です。ですから、本来は「階段室に入る」人は「階段室から出る」人に道を譲るものと思います。



 ファミレスの出入り口は二重扉になっているのが普通ですが、この二重扉の内側は「前室(ぜんしつ)」または「風除室(かぜよけしつ)」といいます。ですから、二重扉の店内側のドアについては「前室を出て店内に入る」人と「店を出て前室に入る」人がぶつかります。



 出入りのルール、というかマナーの本来の趣旨は狭い所から出る人を優先しようということでしょうね。狭い所に入る人を優先していくとぎゅうぎゅう詰めになっちゃいますから。 



 ながながと出入りについて書きましたが、先日こんな記事を見かけたからです。



 《国際宇宙ステーション(ISS)と物資補給機がドッキングに成功、星出さんらは荷物の搬出作業を開始した》



 さて、荷物は搬出されたのでしょうか、それとも搬入されたのでしょうか。



 私は、トラックが自宅に横付けされて、荷台から荷物を自宅に移す場合、運び入れる=搬入する、と思うのですが、赤字の指摘に対して「補給機から荷物を出すのだから搬出の方が正しい」という返事でした。 



 どちらにしても荷物は動かされるのですが、私はたぶん、こういう人と階段室でぶつかっているんでしょう。(シ)