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ファストフード店舗はもちろん、コンビニエンスストアでも、販売に力を入れているコーヒー。価格も一杯100円台と安い上に、味もなかなかで人気も上々だ。しかし、味覚の秋には、ちょっと贅沢(ぜいたく)な一杯を試すのもいいかもしれない。
ネスレ日本が販売するのは、15グラムの瓶7本と専用スプーン付きのセット価格が3,150円の「ネスカフェ フラジール」。年に一度だけ、完全受注生産するインスタントコーヒーで、徹底的に手間と時間をかけて作った味わいを、独自の製法で製品化。豊かな香り、口当たりのまろやかさと癖のない酸味で後味もスッキリと、毎年発売を心待ちにするファンも多い。今年も、10月19日までインターネットにて、価格が10%オフとなる特典付きで先行予約が始まった。ちなみに製品名「フラジール(FRAGILE) 」とは、壊れやすい、かよわいといった意味。その名の通り、おいしさを損なわないように保管は冷蔵庫にと、取り扱いには要注意だそうだ。
一方、18世紀に発見され、その独特の甘みと芳香な香りでフランス貴族を虜(とりこ)にした一杯がある。一時生産が途絶えたが、65年間にも渡る関係者の努力で復活し、今年で日本発売5周年を迎えたのが、フランスの高級コーヒー豆「ブルボンポワントゥ(発売元:UCC上島珈琲)」。生産量の少なさから、こちらも年に一度の発売となる製品で、価格は100グラム8,400円。去る10月1日から同社ウェブサイトと直営店で開始された一般販売では、またたく間に完売した。
発売5周年のアニバーサリーイヤーである今年は、10月中の期間限定ながら絶好のロケーションで味わうことが可能だ。場所は、東京・銀座のシャネル銀座ビルの10階にあるフレンチレストラン「ベージュ・アラン・デュカス東京」。同店のラウンジと屋上テラス「ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード」では、コーヒー(ブルボンポワントゥ カップ オブ コーヒー・1,000円)やデザート付きセット(マカロン3種セット・1,700円他全3種)を特別メニューとして提供中だ。また豆も、わずかながら販売されている。
例年に比べ、ワンランク上のコーヒーに出会えるチャンスが多い今秋。しかし熟慮は禁物。時間切れでまた来年とならぬよう、行動は急いだ方がよさそうだ。
(加藤 秀行 、 阪神 裕平)
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