全国でやって欲しいよね。(#^.^#)




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 自動回収機に使用済みペットボトルや古紙などを入れると、買い物に使えるポイントがたまるリサイクルシステムを導入するスーパーマーケットが増えている。ポイントはペットボトル1本で0・2円程度。回収機の設置は現在、関東中心だが、今後は全国に広がる予定という。買い物ついでにポイントをため、お得で環境に優しい生活を楽しみたい。



 ◆CO2削減にも



 東京都墨田区のパート、茂木典子さん(61)は、飲み終えた飲料水などのペットボトルがたまると、自宅近くの「イトーヨーカドー アリオ北砂店」に持っていく。



 店の入り口前にあるペットボトル自動回収機に、セブン&アイグループの独自電子マネー「nanaco(ナナコ)」カードをタッチ。ペットボトルを投入口に入れると自動回収され、nanacoカードにポイントがたまる。ペットボトル1本(2リットル以下)当たり2リサイクルポイント(0・2円)で、500リサイクルポイントにつき、50nanacoポイント(50円)と交換が可能。デニーズなどnanacoカードの提携先で使える。



 茂木さんは4月から利用し、約半年間で150nanacoポイント(150円分)を得て、スーパーで食料品を買う際の足しにしたという。「これまでペットボトルは自治体の資源回収に出していました。ここに持ってきた方が得ですし、CO2(二酸化炭素)削減に貢献できるのもうれしい」



 ペットボトル自動回収機を設置した「トムラ・ジャパン」(東京都大田区、(電)03・6404・2401)によると、「イトーヨーカドー アリオ北砂店」の回収機には多い日で約4千本のペットボトル容器が投入されるという。



 回収されたペットボトルは選別後、8分の1のチップ状態に破砕。栃木県のリサイクル会社に運ばれた後、改めて国内のペットボトルなどとして再利用される。トムラ・ジャパンの藤井大介副社長は「日本では導入台数が少ないが、ノルウェーやドイツなどの環境先進国ではほとんどのスーパーで導入され、当たり前のように使われている」と話す。



 「セブン&アイ・ホールディングス」(東京都千代田区)では今年3月、同様のペットボトル自動回収機を「イトーヨーカドー 我孫子店」(千葉県我孫子市)など4店に設置。現在までに、関東地域のイトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークベニマルの約90店に設けられている。平成25年2月末までには関東の230店まで増やし、同年3月以降は中部や関西地域に広げていく予定だ。



 セブン&アイグループ以外では、「イズミ」(広島市)や「サンシャイン」(高知市)などのスーパーチェーンで同様の仕組みが導入されている。



 ◆古紙も対象



 北関東で約60店のスーパーを展開する「とりせん」(群馬県館林市)は「とりせん館林富士見町店」(同市)など計27店で、ペットボトルのほか、古新聞や雑誌などの古紙を回収するリサイクルステーションを設置している。



 利用すると、トムラ・ジャパンのオリジナルリサイクルポイントカード「ecoひろば」のポイントが、古紙1キロ当たり10ポイント(1円)たまる。ポイントは、リサイクルステーション導入店で利用可能。50円分の買い物券と交換できる。



 同社によると、1キロは新聞に換算すると、朝刊で約3日分。雑誌の場合は、比較的重い通販カタログ約1冊分という。(清水麻子)