製造業は休みの融通効かないッス。。(~_~;)
















 株式会社インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、25~39歳の正社員・契約社員のホワイトカラー系職種男女5,000人を対象として、休日に関するアンケート調査結果を発表した。調査では、年間休日数に加え、通常休日(法定休日・所定休日)、夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇(実取得)、特別休暇それぞれの日数を職種別に比較した。



【写真・画像】職種別夏季休暇日数



 年間休日数の平均は124.0日で、内訳を見ると通常休日(法定休日・所定休日)が102.8日、夏季休暇4.3日、年末年始休暇5.2日、有給休暇(実取得)10.1日、特別休暇1.5日、という結果だった。



 56の職種別に見ると、年間休日が最も多いのは「製造系-研究開発」の134.1日、次いで134.0日の「製造系-設計/開発」、「営業系-MR(医薬情報担当者)」の133.0日が続いた。上位10職種のうち4職種が製造系で、中でも技術職は休日が多いことが明らかになった。



 次に夏季休暇の日数では、やはり製造系が多く、「製造系-設計/開発」が6.2日で1位だった。メーカーは盆に工場の稼働を停止させる企業が多いため、長期休暇を取りやすいと考えられる。同じく製造系の職種として、2位に「製造系-生産技術/生産管理」5.5日、6位「製造系-研究開発」5.1日などがランクインした。3位に入った5.4日の「営業系-広告/メディア」は、年間休日数は56職種中46位の109.5日と決して多い職種ではないが、法人顧客の長期休暇に合わせて休みを取得するものとみられる。



 一方、有給休暇(実取得)の日数で最も多いのは「金融系-ファンドマネジャー/アナリスト」の14.5日、2位「企画・管理系-調査/リサーチ」13.7日、3位「サービス系-スーパーバイザー」13.1日、4位「システム系-ITコンサルタント」12.6日、5位「金融系-投資銀行業務」12.5日が続いた。上位5職種は、いずれも年間休日数は56職種中20位以下だが、有給休暇は取得しやすい環境にあるようだ。仕事の内容から、個人や職場レベルで比較的融通が利きやすいとも考えられる。



 仕事選びで重要なことは、やりがいや給与はもちろん、休暇日数や休暇の取りやすさという人もいるかもしれない。そんな人にとっては、一つの参考になりそうだ。





(加藤 秀行 、 簗瀬 七海)