春のうららかな陽気の中、負のオーラを撒き散らす呪物化したジメジメな私ですが、相変わらず何も目処が立たない状態のため、今日も自虐に満ちた文章を綴りたいと思います。でも、不妊治療(の病院、であって、不妊治療そのものではなく…)には戻ることになりました。美人主治医に会える!!!

その喜びで、せめて今までよりは、少しだけ湿度低めな感じで書いていければいいのですが…。

 

40代の妊娠、次から次へと色々な障壁が立ちはだかるので、もはや少し半笑いになって、なんだ、次は何のクエストよ、と向き合っている昨今です。

 

学生時代はほぼ皆勤賞でそれほど寝込んだ記憶もなく、インフル罹患も未体験のまま社会人になって、激務で25連勤終電始発帰宅などはザラ、平均睡眠時間3時間半でも体を壊さなかった健康体であっても、確かに若い頃から生理不順で定期的に婦人科のお世話にはなっていて、ピルも飲んでいたし、私の体の中で一番弱いであろう部分は女性器系なのだろうなと思ってはいた。

 

それでも今まで何とかなってたのは若さゆえだったのか……。

やっと妊娠について考え始めてピルをやめたらいきなりの異型増殖症に始まり、待ったなしで体外からのスタートで何とか妊娠できても子宮頸管無力症からの切迫流産、絨毛膜羊膜炎で破水で妊娠中断、今まで「ありますね」程度で見逃してもらえてきた子宮筋腫はこれを機にグンっと成長し存在を主張、後産で6人がかりで押さえつけられながら激痛の中胎盤を掻き出され、出産の次の日から今日までせっせと飲み続けた子宮収縮剤の甲斐なく、未だ胎盤遺残は減らず、筋層内の血管も元気に荒れ狂っていて仮に掻爬しても良化が望めなそう、ということで、次の妊娠やら不妊治療どころではない模様。今の所基礎体温にも変化がないし、そもそも生理が自発で来るのか疑わしい。筋金入りの無月経なのだけども……。

 

年齢的にね、のんびりしてるのもアレだし、とりあえず戻ってね、作戦立てた方がいいよね?うちではエコーするくらいならできるけど、まあ紹介状書くし、うちでの治療はね、これでおしまい!と、妊娠できない状態なのに不妊治療に戻るというなんだか矛盾を感じる形で、転院した近所の産科の大学病院から、元の大学病院の婦人科および不妊治療科に戻ることになりました。

ん?あれ?なんとなくどこかおかしくない?まあいいか。

で、改めて紹介状取りに来てください?え?また来い?まあいいけど。

 

私もこの大学病院に辛い思い出が多すぎなのと、そこはかとない不信感が拭えないのとで「もー早く卒業してやる!」って鼻息荒くしていたけれど、その前に向こうから追い出された、みたいな。別れた方がいいかなと思ってた今カレから「お前は元カレとの方が幸せになれる、あいつのところに帰れよ」と、いきなり一方的にフラれた、みたいな。

 

こんな妊娠自体がレアケース?だから、他のものもどんどんレアを引くのかなんなのか。

そろそろ私のレアキャラっぷりもSR++くらいになるのかもしれない。止まない半笑い。

 今後の基本スタンスは「おうコラ、絶対授かって今度こそ無事に産むからな」で行こうと思っているので、自分がレアキャラであるという主張をウザいくらいしていくペイシェントでいようと思います。そうでないと多数派の何事もなく無難に過ごせる勢力に埋もれ、守るもんも守れねえ。押忍。

ペイシェントって考えてみたら我慢強いとか忍耐強いって意味でもアルね。If you have patience,you’ll succeed.

 

メソメソして非生産的に過ごしていて、1ヶ月の記憶がほぼない状態で、気づけば桜の季節だった。追い出された病院から帰宅を待たず即、「あの、年末までそちらでお世話になっていて、あの、産科へ紹介されていたのですが、その、ダメになってしまったので、そちらへの紹介状が出たんですけど」と前の大学病院へ電話(もっとマシに説明できないものか)。「ハイ、えーっとぉ…今までの担当の先生は…」という返しに被せ気味に美人主治医の名を3回唱え(大事なことだからね、3回ね)受診予約を取りました。

早く会いたい。恋しすぎて泣いてしまうかもしれない。

 

そして、帰宅したオット氏にこの経過を説明するも、大変だったねとか、お疲れ様、これからも大変だけど頑張ろう、といったような寄り添い系の言葉はなく、「やるしかないよね〜」的なスタンスだったのがイラっときて、「行くの大変だなあ」と返すと「気分転換になるんじゃない?」、「いや、(治療)やるの私だしね」と返すも、「なるようにしかならないよね」と返してきたので、「あなたは不妊治療になれば他人事だもんね!」と言い捨ててしまいました。オット氏はしばらくしてから、「他人事、っていうのは言い過ぎじゃない?」と言ってはきましたが

 

不妊治療において圧倒的なまでに男にできることなんてないから、主体性なんて持てなくても仕方ないのかもしれないけど。え?あなたの子でもあるのよね?むしろ息子なんてあなたにしか似てなかったわ。つわりでキツい時に「その辛さを味わえるのは妊婦の特権」とか言ったの忘れてねーからな。後から「あれは(職場の)後輩がそう言ってたって意味で」とか言ってたけど、だからなんだよ。じゃあその特権代わってくれて全然構わないよ。そもそも不妊治療中もあなた来たのなんて3回くらいで、それすら仕事休めないとかなn(以下略)

 

という怒涛の恨みがブワッと頭の中で駆け巡り、「いや、勝手にやんな的な感じじゃん」とさらに吐き捨てて追い討ちをかけてしまいました。

ここで夫婦で喧嘩しても仕方がないことを分かっているのか、向こうも向こうで「ああそう」と黙り込んで、私も私でもっといい言い方はあったとは思う(それこそ、きちんと「他人事みたいに聞こえてイラッとした」とか、「今までの不妊治療も私が物理的にも精神的にも大変だった」と説明するとか)し、ナーバス炸裂な私にうんざりさせてるところではあるとも思うけど、それらは今度おりをみて、きちんと私の話を聞いてくれそうな時にしてみようと思う。その前に、息子氏のお仏壇に「毎日ちゃんと挨拶するんだ」と言っていたのに、今朝も帰宅後も一度も手を合わせておらず食後のおやつを食べながらゲームをしていて、私が初めての月命日だしと(ずっと飾ってあげたいねと夫婦で前から話していた)チューリップを飾っていることとかを、少しは気づきたまえよ。でも、甘えててごめんよ。