コクとは。
珈琲と、コク。珈琲屋で働いていると、よく「コクのあるもの」とか、「香りが良いもの」とか、「甘みがあるもの」と、注文を頂きます。香り・甘みは別の機会に述べるとして。。「コク」とは何か。珈琲以外にも「コク」がある= 美味しいというイメージのものはあります。では、「コク」とは何か。一般的に「味が濃いもの」というイメージを持っているかもしれません。でも、単に「味が濃いもの」というだけではないことも薄々感づいてますね。笑基本5味甘味・旨味・苦味・塩味・酸味のうちのどれか1つが際立っていたり、濃いと思っても「コク」とはまた違うような。。。「コク」の定義を調べてみると甘味や苦味、旨味など、色々な要素がバランス良く混ざり合った時に味わいに深みを感じること。といった感じでした。なるほど、わかりやすい!また、「コク」という言葉が商品名についているものは類似商品に比べて使用されている材料が多く、味の要素がいくつか含まれて複雑な味になっている。という説明もありました。つまり、「コク」とは、どういう味か、ということではなく美味しいとか、深いとか、濃いと感じる、味の総和による現象のことなのかなぁ〜、という風に私は解釈しました。そしてもう一つ。基本5味は、舌で感じるもの。「コク」は、飲み込んだ時にのどの奥の方で感じるもの。香りは、口に運ぶ時に鼻で感じる、もしくは飲み込んだ後にのどの奥から鼻に抜けるときに感じるもの。感じる場所の違いかな?とも思います。カレーのように、最初に舌で辛さや塩味を感じるけどどこか奥の方で甘味や酸味を感じたり。珈琲のように、最初に舌で苦味を感じるけどどこか奥の方で甘味を感じたり。そういう一番目立つ味以外にどこか奥の方で総和を感じ美味しいと思う現象。なので、「コク」はコクがあるか、ないか、であってコクが強いか弱いかということでもないと思います。「コク」とは、味そのものの表現というよりは総和によって美味しく感じる現象のことだと思います(^^)