娘は、父親の前ではかなり気をつかう。

母親に甘えたりすれば、「ママの方がいいんだな!」と、怒り狂うのをわかっているから。

…陰でコッソリ涙を拭きながら、
父親に気をつかう。

「パパが一番好き!」と。
「パパの方がいい〜〜」と。

父親が先に寝入ってしまうと、
そっと私の方へくる。
私の方で寝ていた言い訳は、娘が嘘をつくこともあるし、
私が考えてあげることも。

父親に気をつかう日々が、
父親へ嘘をつくことを上達させていく。

無くしていく尊敬と、
失っていく信頼関係に気がつかない主人。

娘は上手に嘘をつく。

怒鳴られないように。
虐待の標的にならないように。

私も娘の嘘を助ける。

娘が怒鳴られないように。
理不尽な怒りの標的にならないように。

娘は本当はママっ子だ。

でも。

ママに甘えることすら出来なくて、
そんな娘から
「どうしたら、パパがいなくなってくれるのか、一緒に考えよう」と、言われたことも。

けれど、

ママっ子だけど、
パパを嫌いなわけではなくて。

パパから好かれたいと願っている。

父親からは無条件の愛を娘に求め、
父親から娘へ無条件の愛は与えない。