こんにちは!
だいぶ更新が空いてしまいましたが
2017年、楽しんでますかー?(*^o^*)
 

今更なんですが年末に

ブロードウェイミュージカルのRENTの来日公演を観に行ってきました。
 
 
元々は妹が大好きだったミュージカル。
10年ほど前に来日公演をしていた時に行けなかったことを
後悔しているという話を以前から聞いていたので
来日公演をすると聞いてすぐに誘いました。
 
 
私はDVDで映画版を観たことしかなく、
当時は
「いい曲多いけどちょっと合わないな・・・」
という感想だったのですが、
実際に生で観たら不器用ながらも
貪欲に自由と芸術を求める彼らの熱にあてられ、
ものすごくのめり込みました!!
 
 
おそらく観客のほとんどが元々RENT好きな人ばかりだったので
会場が一体となっていて、それも大きかったのかも?
 
 
というわけで記憶が残っているうちに
曲単位で感想を記録しておきたいと思いますラブラブ
(覚えてる限りで書いていくので後から追記するかもです)
 
※ネタバレは特にないはずですが
RENT観たことない人にもうまく伝わると嬉しいです(^▽^;)
 
 
 
 
 
1989年のNY、クリスマスイブ。
映画監督を目指すマーク
(付き合っていたモーリーンに彼女(!)ができて振られたばかり)と、
元ミュージシャンのロジャー
(元カノがHIV感染を苦に自殺をして以来ひきこもりの
元ジャンキー。HIVキャリア)
がシェアをしているアパートメントの電気が
家賃滞納により止められるところからストーリーは始まります。
 
 
 
RENT:
寒さをしのぐために自分たちの過去の作品に火を付けるというやるせない怒り
生きて行くことすらままならない鬱積を晴らすような力強さと
「家賃払えないよーどうしたらいいんだよ畜生」からの
「家賃?!はっ。去年も今年も払ってないし
なんなら来年も払う気なんてないよ!」
という逆切れっぷりが好き。笑
 

主人公たち含めたアパートメントの住人達の

社会不適合っぷりを堪能できる名曲に

これから始まるストーリーへの期待が高まります。

作品を作りたいのに作れない、どこにも昇華できないフラストレーションにヤケになっているとう登場人物の状況がよく分かります。

 
ていうか
年単位で誰も家賃払ってないって
一体どうなってるんだ・・・
 
How do you start a fire
When there’s nothing to burn
And it feels like something‘s stuck in your flue
燃やすものがなくて煙管も詰まってるみたいなのに
どうやって火を付ければいいんだ
※超意訳
 
ここのnothing to burnは
慣用句の「burn one's bridges」
(渡ってきた橋を燃やす=退路を断つ、背水の陣を引く、覚悟を決める、みたいな意味)
にもかかっているのかなーなんて思ったり。
覚悟を決めようにも燃やすものもない。みたいな。
 
CMなどでもおなじみのseasons of loveでは
ロジャーのことを指していると思われる部分で
in bridges he burned
という歌詞があるので合わせてきているんだと
睨んでます。
 
 
 
Light My Candle:
マークはモーリーンから電話で呼び出されてほいほい出かけていき、
残ったロジャーのところへ同じアパートメントに住んでいるという女の子、ミミがキャンドルを持って訪ねてきます。
 
キャンドルに火を灯す動作を繰り返しつつ
お互いに興味を持っていく様子が描かれるロマンティックな曲。
ロジャーから見えないところでキャンドルの火をわざと吹き消して「ごめん、消えちゃったからもう一度つけて?」みたいな。やりおる。
 
元ジャンキーのロジャーはミミの様子からクスリを使っていることを見抜きます。
ついでにミミがSMショーのお店で働いている
19歳という情報も分かります。
主人公たちの中では唯一(?)仕事をしていますが
稼いだお金の使い道がクスリなのかと思うと切ない。。
 
 
 
Today 4U:
ノリノリのエンジェル最高すぎた!
よその飼い犬を殺してやったわ!なんて歌詞なのに
エンジェルに漂う天使感すごい。
(貧困な語彙力)
もちろんショーストップでした。
 
 
Tango:Maureen:
大好きな曲。
バイセクシャルのパフォーマー、モーリーンについて
元カレ・マークと現彼女・ジョアンヌが
半ば神格化して歌うことで
「それだけビッチなのにキスで誤魔化されるどころか
通り過ぎるだけで気を失いそうになるって…
いったいモーリーンってどんだけいい女なんだ…ごくり」
と思わせる。
 
映画版では実際にモーリーンが真っ赤なドレスで登場して
男女とっかえひっかえでタンゴを踊るのだけど、
そのアレンジ神がかってる。
 
 
 
I'll Cover You:
今回のミュージカルで一気に好きになった曲の一つ。
いつか結婚する気になったら披露宴かムービーで絶対流すんだ…(フラグ)
 
Live in my house, I’ll be your shelter
Just pay me back
With one thousand kisses
Be my lover and I’ll cover you
「私の家に住んで
私はあなたのシェルターになるわ
お礼は1000回のキスでいいから
私の恋人になって
あなたを包んであげる」
※超意訳
 
同じ日に知り合ったミミ&ロジャーの青臭さに比べて
エンジェル&コリンズの安定感は異常。
 
 
 
 

と、1幕2幕で二回に分けようと思ってたのに長くなりすぎました(汗)
続きはまた改めて。
 
 
ちなみにRENTはちょっと…という方も
元となっているオペラ、プッチーニのラ・ボエームなら
楽しめるかと思います。