ウチには色んな形の、色んな素材の型がある
別にこだわって集めている訳じゃなく、むしろ何にも考えず買い続けた結果だ
特に食パン型は小さいの大きいの正方形の、と4~5個ある
使っているうちに、何となくブリキの型が一番焼き上がりがキレイ、アルタイトは可もなく不可もなくだが使い勝手が良い、テフロンは焼き目が甘い、という風に感じるようになってきた
そして、アルタイトがスタメン、ブリキが代打、テフロンはファーム落ちって感じで使っている
いや、テフロンはケーキ用に回したから、トレードかな(笑)
型の素材で手入れ方法が違うのは分かっているけれど、その違いがどうパンに影響するのかは、ちゃんと考えて無かった気がするので、調べてみる事にした
素材での違いに何があるか、と考えたら、
まず思い浮かぶのは熱伝導率である
熱伝導率は要するに、物質の中の熱の流れやすさ
例えば、アルミの鍋を火にかけると比較的早くアチアチになるが、ホーローの鍋を火にかけてもなかなか温まらない。
この場合、アルミは熱伝導率が高いと言え、ホーローは熱伝導率が低いと言える。
じゃあアルミが優れているのかと言うと、そうでもなくて、熱伝導率が高いという事は熱放出も早いのだ。
どういう事かと言うと、冷めるのが早い
だからホーローは一度温まったら、長時間熱を保持する。アルミの器でスープ皿なんて作ったら、スープはすぐ冷めるだろう。
それを逆手にとって、すぐ冷ましたい素材を熱伝導率の良いバットに移すというのは、熱を早く放出させる効果が
ある。
つまりは目的に合わせて素材を選べば良いって事なんだな
で、パンの型に話を戻す。
パンの型に使われている主な素材と説明が、とても丁寧に書いてあったサイトを見つけたので引用
●○●○●○●○●○●○●○●○●
<ステンレス>
サビにくく丈夫で耐久性に優れています。熱伝導は悪いため冷やし型向きです。
空焼き不要
<アルタイト>
鉄にアルミメッキした鋼板なので熱伝導が良く丈夫です。ただし重くお手入れが悪いとサビがでます。
空焼き必要
<ブリキ>
熱伝導が良く油が馴染みやすいため使いこんでいくと型離れが良くなり サビにくくなります。 サビやすいのでお手入れが必要です。
空焼き必要
<ギルア>
スチールにクロームメッキしているため水気をふき取るだけでOKですが、 下地は鉄ですのでサビる可能性がございます。
空焼き必要
<アルミ>
非常に熱伝導が良く焼きにも冷やしにも適しておりますが、 衝撃に弱く酸に対して腐食します。
空焼き不要
<シリコン>
加工コストは割安ですが比較的寿命が短期です。下地が鉄の場合サビる可能性あり お菓子によってはテフロンより型離れが良いです。
空焼き不要
<テフロン>
非常に型離れが良く耐久性もございます。下地が鉄の場合サビる可能性あり。
空焼き不要
<シリコンゴム>
素材が柔らかいため型から取り外すのが簡単ですが、金属に比べますと熱伝導が 悪く焼きムラがでる可能性がございます。
空焼き不要
○●○●○●○●○●○●○●○●○
うーん、やっぱり私の感じたことは間違っては無かった

ちょっと嬉しい(≧▽≦)
これを見たら分かるように、パンの型に関しては「熱伝導率は良い(高い)方が良い」という事になる
では熱伝導率が良いと、パンにどんな影響があるのか?(?_?)
素人考えでの予測としては、
熱が素早く生地に伝わる→焼成時間が短縮される→水分消失が減る→しっとり、フワッとしたパンが焼ける
ってかんじだろうか?
これに関してはパン屋さんが説明してくれている記事があったので引用
●○●○●○●○●○●○●○●○●
熱伝導率が良いと、どんないい事があるのでしょうか。
まず水分がとんでいかないのでパサパサせず、しっとりふんわりと焼きあがります。
そして、内層と表皮が同時に焼けるので、食パンの耳が柔らかく、とってもソフトな仕上がりになります。
また、完全な火が通りますので日持ちが良く、ボリュームがます。
○●○●○●○●○●○●○●○●○
おー!私、なかなかやるわね!!
で、結局どんな型を使えば良いの?ってなってくると思うんだが、これは一概には言えない
人によって「どう使うか?」が違うからだ。
例えばブリキは熱伝導率が良いけれど、
ペラペラなので凹みやすい
使い方によるけれどアルタイトより耐久性では落ちると思う。
それが商売としてやってらっしゃる方には「ロスが多い」と考える人もいるかもしれない。
また、ブリキやアルタイトは必ず使用後に空焼きしないといけない
家庭でそれを面倒だと感じる人もいるだろう。
楽しく作るのがオウチパン
手入れの手間が原因で楽しく無くなってしまうくらいなら、テフロンを使う方が全然良いと思う
あと、重さ(アルタイトは重い)とか置き場所の問題とか、どんなパンを焼きたいかとか。
人によって作る環境や目的が様々なのだから、その人が使い勝手の良いものを使えば良いと思う
なのでウチではミニ食パン型アルタイト。
ブリキでこの大きさがあったら揺れるけど(笑)
欲しいけど、これ以上増やしたらホント「何屋始める気?」って感じになるよな(笑)
おまけで、色んな素材の熱電導率!
『数字が高いほど熱伝導率が高い』
カーボンナノチューブ(C) 3000~5500
ダイヤモンド(C) 1000~2000
銀(Ag) 420
銅(Cu) 398
金(Au) 320
アルミニウム(Al) 236
シリコン(Si) 168
真鍮 106
鉄(Fe) 84
白金(Pt) 70
ステンレス鋼 16.7 ~ 20.9
水晶(SiO2) 8
ガラス 1
水(H2O) 0.6
ポリエチレン 0.41
エポキシ樹脂("bisphenol A") 0.21
シリコーン(Qゴム) 0.16
木材 0.15 ~ 0.25
も1つオマケで、実家の猫Σ(゚д゚;)
字ばっかりの記事、お疲れ様でした
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別にこだわって集めている訳じゃなく、むしろ何にも考えず買い続けた結果だ

特に食パン型は小さいの大きいの正方形の、と4~5個ある

使っているうちに、何となくブリキの型が一番焼き上がりがキレイ、アルタイトは可もなく不可もなくだが使い勝手が良い、テフロンは焼き目が甘い、という風に感じるようになってきた

そして、アルタイトがスタメン、ブリキが代打、テフロンはファーム落ちって感じで使っている

いや、テフロンはケーキ用に回したから、トレードかな(笑)
型の素材で手入れ方法が違うのは分かっているけれど、その違いがどうパンに影響するのかは、ちゃんと考えて無かった気がするので、調べてみる事にした

素材での違いに何があるか、と考えたら、
まず思い浮かぶのは熱伝導率である

熱伝導率は要するに、物質の中の熱の流れやすさ

例えば、アルミの鍋を火にかけると比較的早くアチアチになるが、ホーローの鍋を火にかけてもなかなか温まらない。
この場合、アルミは熱伝導率が高いと言え、ホーローは熱伝導率が低いと言える。
じゃあアルミが優れているのかと言うと、そうでもなくて、熱伝導率が高いという事は熱放出も早いのだ。
どういう事かと言うと、冷めるのが早い

だからホーローは一度温まったら、長時間熱を保持する。アルミの器でスープ皿なんて作ったら、スープはすぐ冷めるだろう。
それを逆手にとって、すぐ冷ましたい素材を熱伝導率の良いバットに移すというのは、熱を早く放出させる効果が
ある。
つまりは目的に合わせて素材を選べば良いって事なんだな

で、パンの型に話を戻す。
パンの型に使われている主な素材と説明が、とても丁寧に書いてあったサイトを見つけたので引用

●○●○●○●○●○●○●○●○●
<ステンレス>
サビにくく丈夫で耐久性に優れています。熱伝導は悪いため冷やし型向きです。
空焼き不要
<アルタイト>
鉄にアルミメッキした鋼板なので熱伝導が良く丈夫です。ただし重くお手入れが悪いとサビがでます。
空焼き必要
<ブリキ>
熱伝導が良く油が馴染みやすいため使いこんでいくと型離れが良くなり サビにくくなります。 サビやすいのでお手入れが必要です。
空焼き必要
<ギルア>
スチールにクロームメッキしているため水気をふき取るだけでOKですが、 下地は鉄ですのでサビる可能性がございます。
空焼き必要
<アルミ>
非常に熱伝導が良く焼きにも冷やしにも適しておりますが、 衝撃に弱く酸に対して腐食します。
空焼き不要
<シリコン>
加工コストは割安ですが比較的寿命が短期です。下地が鉄の場合サビる可能性あり お菓子によってはテフロンより型離れが良いです。
空焼き不要
<テフロン>
非常に型離れが良く耐久性もございます。下地が鉄の場合サビる可能性あり。
空焼き不要
<シリコンゴム>
素材が柔らかいため型から取り外すのが簡単ですが、金属に比べますと熱伝導が 悪く焼きムラがでる可能性がございます。
空焼き不要
○●○●○●○●○●○●○●○●○
うーん、やっぱり私の感じたことは間違っては無かった


ちょっと嬉しい(≧▽≦)
これを見たら分かるように、パンの型に関しては「熱伝導率は良い(高い)方が良い」という事になる

では熱伝導率が良いと、パンにどんな影響があるのか?(?_?)
素人考えでの予測としては、
熱が素早く生地に伝わる→焼成時間が短縮される→水分消失が減る→しっとり、フワッとしたパンが焼ける

ってかんじだろうか?
これに関してはパン屋さんが説明してくれている記事があったので引用

●○●○●○●○●○●○●○●○●
熱伝導率が良いと、どんないい事があるのでしょうか。
まず水分がとんでいかないのでパサパサせず、しっとりふんわりと焼きあがります。
そして、内層と表皮が同時に焼けるので、食パンの耳が柔らかく、とってもソフトな仕上がりになります。
また、完全な火が通りますので日持ちが良く、ボリュームがます。
○●○●○●○●○●○●○●○●○
おー!私、なかなかやるわね!!

で、結局どんな型を使えば良いの?ってなってくると思うんだが、これは一概には言えない

人によって「どう使うか?」が違うからだ。
例えばブリキは熱伝導率が良いけれど、
ペラペラなので凹みやすい

使い方によるけれどアルタイトより耐久性では落ちると思う。
それが商売としてやってらっしゃる方には「ロスが多い」と考える人もいるかもしれない。
また、ブリキやアルタイトは必ず使用後に空焼きしないといけない

家庭でそれを面倒だと感じる人もいるだろう。
楽しく作るのがオウチパン

手入れの手間が原因で楽しく無くなってしまうくらいなら、テフロンを使う方が全然良いと思う

あと、重さ(アルタイトは重い)とか置き場所の問題とか、どんなパンを焼きたいかとか。
人によって作る環境や目的が様々なのだから、その人が使い勝手の良いものを使えば良いと思う

なのでウチではミニ食パン型アルタイト。
ブリキでこの大きさがあったら揺れるけど(笑)
欲しいけど、これ以上増やしたらホント「何屋始める気?」って感じになるよな(笑)
おまけで、色んな素材の熱電導率!

『数字が高いほど熱伝導率が高い』
カーボンナノチューブ(C) 3000~5500
ダイヤモンド(C) 1000~2000
銀(Ag) 420
銅(Cu) 398
金(Au) 320
アルミニウム(Al) 236
シリコン(Si) 168
真鍮 106
鉄(Fe) 84
白金(Pt) 70
ステンレス鋼 16.7 ~ 20.9
水晶(SiO2) 8
ガラス 1
水(H2O) 0.6
ポリエチレン 0.41
エポキシ樹脂("bisphenol A") 0.21
シリコーン(Qゴム) 0.16
木材 0.15 ~ 0.25
も1つオマケで、実家の猫Σ(゚д゚;)
字ばっかりの記事、お疲れ様でした

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