◆イントロダクション◆ 蝉の大合唱。 咲き誇る向日葵。 野山を駆け回る少年が2人。 一人はルルーシュ。もう一人は・・・。 そんな少年を影から見守る女…。
2010年8月10日。 神聖ブリタニア帝國は日本に宣戦布告。 極東の中立国である日本と、 世界唯一の超大国であるアメリカ大陸を統べるブリタニアは、 日本の地下資源を巡り対立があったことが原因である。 日本の本土決戦で人型兵器ナイトメアフレームを投入し、圧倒的な武力で日本を制圧。 帝國の属領となり、自由と権利と日本という名前を失った。 与えられたのは【エリア11】が敗戦国日本の新しい名前となった。 焦土となった日本。 少年は誓った。 「ボクはブリタニアをぶっ壊す!」
◆オープニングソング◆ COLORS FLOW
◆STAGE 1 魔神 が 生まれた 日◆
終戦7年後 2017a.t.b ブリタニア人居住区・トウキョウ租界
何かを盗み出し逃げるイレブン(日本人)のトレーラーと追うブリタニアの飛行機。
同時刻・チェスを楽しむ貴族とブリタニア人。 その代打ちに現れた高校生2人組。 負けそうだったブリタニア人は、救いの神が現れたことを喜び、 勝ちそうだった貴族は逆転など不可能とたかをくくっている。
高校生はルルース・ランペルージュと、その悪友リバル。 「次の授業に間に合うには何分後にここを出ればいい? 帰りを安全運転でいく為に9分で済ませる!」 とルルーシュは代打ちをはじめた。 8分32秒後、青ざめる貴族。 ルルーシュは勝利し、屋敷を出ると 街頭のテレビで第3皇子クロヴィスの演説が始まった。
「エリア11を預かる私がテロに屈するわけにはいきません。 これが正義の戦いだからです。全ての幸せを守る正義の。 さぁ、皆さん、正義に殉じた8名に哀悼の遺をささげようではありませんか!」
演説が終わった皇子の元へ軍人が駆けつけた。 テロリストに盗まれたものは医療機器ではなく、 何か重要なものであることを軍人は告げた。 皇子は激怒、ナイトメアの出撃を指示しテロリストを追わせる。
黙祷しても意味はない、何も変わらない…。 <どうせ世界は変わらない> と冷めたルルーシュはリバルのバイクのサイドカーに乗り颯爽と学園への帰路へ。
猛スピードで逃げるイレブンのテロリストのトレーラーは、 前をトロトロ走っていたリバルのバイクとの衝突を避けて事故にあう。
事故にあったトレーラーを見たルルーシュは、不思議な幻影を見た。 ルルーシュは気になってトレーラーまで様子を見に行く。 が、ルルーシュがトレーラーの荷台にに乗り込むと <見つけた、私の・・・。> と、なぞの声が聞こえ、 急発進し地下鉄跡の地下坑道へとトレーラーは走っていく。
トラーラーの中ではテロリストの女が着替えて赤いナイトメアに乗り込み迎撃。 しかし、軍の新型ナイトメアとは戦力に差があり、 女テロリスト(カレン)は絶体絶命。 カレンを逃がすために、 もう一人のテロリストは囮となる決意をした。 一方のルルーシュは、 テロリストを手土産に手柄を立てようとしていたのだが、 轍に嵌って立ち往生したトレーラーを見つけた軍人に テロリストの一味と見なされ攻撃をうける。
軍人 「毒ガスで殺すな!」 ルルーシュ 「毒ガスだってブリタニアが作ったものだろうが!」
そんなやり取りをしていたが、 軍人はルルーシュの顔を見て話し掛けてきた。 攻撃をしてきた軍人は、かつて一緒に野山を駆け回った少年スザクだった。
そんな二人の前で、テロリストが盗み出した兵器を包むガードが開く。 中から出てきたのは毒ガスではなく、緑の髪の若い女だった。
直後、軍の司令官が現れ、 スザクにテロリストであろうルルーシュの銃殺を命じる。 しかし、スザクは「ルルーシュはテロリストではない」と命令を突っぱねると、 司令官に「では、死ね」と撃たれてスザクは倒れてしまう。
危機一髪のルルーシュ。 しかしトレーラーで気絶していたテロリストが、 「日本バンザイ!」と囁き自爆したことで 怯んだ軍人たちの間隙を縫って、 緑の髪の女を担いで地下坑道へと逃げる。
逃げられたことを知ったクロヴィス皇子は、 口封じの為に辺り一体の【シンジュクゲット壊滅】、 すなわちそこに住むイレブンの皆殺しを命じた。
逃げ惑う子供たちを銃撃。 細々と暮らす老夫婦を銃殺。 辺り一体で虐殺が行われている。 ルルーシュは全て緑の髪の女のせいだ! と責めるのだが、女は何も答えない。
出口から様子をうかがうルルーシュ。 目の前でイレブンが銃殺されている所に出くわし、 ばれないように再び戻ろうとしたが、 運悪くルルーシュの携帯電話にクラスメイトからの着信。 電話が鳴った・・・。見つかった…。
軍人たちに囲まれたルルーシュ。 銃口はルルーシュに集中する。 そしてルルーシュに発砲…。 その時、 「殺すな~!」 女が飛び出しルルーシュを庇った。
女の眉間に銃弾はめり込み、女は倒れる。 ルルーシュは絶望した。
<なんだ、コレは。スザクもこの子も、 そしてオレも…何一つできないまま、 あっさりと、ナナイ!!>
撃たれて死んだと思われた女がルルーシュの手を掴む。
<終わりたくないのだな、オマエは? オマエには生きるための理由があるらしい。 力があれば生きられるか? これは契約。 その代わり私の願いを一つだけ叶えてもらう。 契約すればオマエは人の世に生きながら、 人とは違う理で生きることになる。 異なる摂理、異なる時間、異なる命、 王の力はオマエを孤独にする。 その覚悟があるのなら…。>
「いいだろう!結ぶぞ、その契約!」
契約を結び立ち上がるルルーシュは、軍人(親衛隊)に宣告する。。
「ブリタニアを憎むブリタニア人はどう生きればいい?」 「貴様、主義者か?」 「どうした?撃たないのか? 相手は学生だぞ! それとも気付いたか? 撃っていいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだと!」
ルルーシュの目が光り、何かの暗示をかける。
「な、なんだ!」
「ルルーシュ・ビ・ブリタニアが命じる。貴様たちは死ね!」
ルルーシュの瞳孔に赤い翼を広げたような影が光る。
「イエス・ユアハイネス!」
親衛隊は全員ピストル自殺をした。
残ったのは立ちすくむルルーシュ1人きり。 正気に戻ったルルーシュ。
<あの日からオレは、ずっと嘘をついてきた。 生きてるって嘘を。名前も嘘。経歴も嘘。嘘ばっかりだ。 全く変わらない世界に飽き飽きして、 でも嘘って絶望に諦める事ができなくて… だけど手に入れた。力を。
ふん!だから!!>
◆エンディングソング◆ 勇侠青春謳 ARI PROJECT
◆次回・2話 覚醒の白き騎士◆

2010年8月10日。 神聖ブリタニア帝國は日本に宣戦布告。 極東の中立国である日本と、 世界唯一の超大国であるアメリカ大陸を統べるブリタニアは、 日本の地下資源を巡り対立があったことが原因である。 日本の本土決戦で人型兵器ナイトメアフレームを投入し、圧倒的な武力で日本を制圧。 帝國の属領となり、自由と権利と日本という名前を失った。 与えられたのは【エリア11】が敗戦国日本の新しい名前となった。 焦土となった日本。 少年は誓った。 「ボクはブリタニアをぶっ壊す!」
◆オープニングソング◆ COLORS FLOW
◆STAGE 1 魔神 が 生まれた 日◆
終戦7年後 2017a.t.b ブリタニア人居住区・トウキョウ租界
何かを盗み出し逃げるイレブン(日本人)のトレーラーと追うブリタニアの飛行機。
同時刻・チェスを楽しむ貴族とブリタニア人。 その代打ちに現れた高校生2人組。 負けそうだったブリタニア人は、救いの神が現れたことを喜び、 勝ちそうだった貴族は逆転など不可能とたかをくくっている。
高校生はルルース・ランペルージュと、その悪友リバル。 「次の授業に間に合うには何分後にここを出ればいい? 帰りを安全運転でいく為に9分で済ませる!」 とルルーシュは代打ちをはじめた。 8分32秒後、青ざめる貴族。 ルルーシュは勝利し、屋敷を出ると 街頭のテレビで第3皇子クロヴィスの演説が始まった。
「エリア11を預かる私がテロに屈するわけにはいきません。 これが正義の戦いだからです。全ての幸せを守る正義の。 さぁ、皆さん、正義に殉じた8名に哀悼の遺をささげようではありませんか!」
演説が終わった皇子の元へ軍人が駆けつけた。 テロリストに盗まれたものは医療機器ではなく、 何か重要なものであることを軍人は告げた。 皇子は激怒、ナイトメアの出撃を指示しテロリストを追わせる。
黙祷しても意味はない、何も変わらない…。 <どうせ世界は変わらない> と冷めたルルーシュはリバルのバイクのサイドカーに乗り颯爽と学園への帰路へ。
猛スピードで逃げるイレブンのテロリストのトレーラーは、 前をトロトロ走っていたリバルのバイクとの衝突を避けて事故にあう。
事故にあったトレーラーを見たルルーシュは、不思議な幻影を見た。 ルルーシュは気になってトレーラーまで様子を見に行く。 が、ルルーシュがトレーラーの荷台にに乗り込むと <見つけた、私の・・・。> と、なぞの声が聞こえ、 急発進し地下鉄跡の地下坑道へとトレーラーは走っていく。
トラーラーの中ではテロリストの女が着替えて赤いナイトメアに乗り込み迎撃。 しかし、軍の新型ナイトメアとは戦力に差があり、 女テロリスト(カレン)は絶体絶命。 カレンを逃がすために、 もう一人のテロリストは囮となる決意をした。 一方のルルーシュは、 テロリストを手土産に手柄を立てようとしていたのだが、 轍に嵌って立ち往生したトレーラーを見つけた軍人に テロリストの一味と見なされ攻撃をうける。
軍人 「毒ガスで殺すな!」 ルルーシュ 「毒ガスだってブリタニアが作ったものだろうが!」
そんなやり取りをしていたが、 軍人はルルーシュの顔を見て話し掛けてきた。 攻撃をしてきた軍人は、かつて一緒に野山を駆け回った少年スザクだった。
そんな二人の前で、テロリストが盗み出した兵器を包むガードが開く。 中から出てきたのは毒ガスではなく、緑の髪の若い女だった。
直後、軍の司令官が現れ、 スザクにテロリストであろうルルーシュの銃殺を命じる。 しかし、スザクは「ルルーシュはテロリストではない」と命令を突っぱねると、 司令官に「では、死ね」と撃たれてスザクは倒れてしまう。
危機一髪のルルーシュ。 しかしトレーラーで気絶していたテロリストが、 「日本バンザイ!」と囁き自爆したことで 怯んだ軍人たちの間隙を縫って、 緑の髪の女を担いで地下坑道へと逃げる。
逃げられたことを知ったクロヴィス皇子は、 口封じの為に辺り一体の【シンジュクゲット壊滅】、 すなわちそこに住むイレブンの皆殺しを命じた。
逃げ惑う子供たちを銃撃。 細々と暮らす老夫婦を銃殺。 辺り一体で虐殺が行われている。 ルルーシュは全て緑の髪の女のせいだ! と責めるのだが、女は何も答えない。
出口から様子をうかがうルルーシュ。 目の前でイレブンが銃殺されている所に出くわし、 ばれないように再び戻ろうとしたが、 運悪くルルーシュの携帯電話にクラスメイトからの着信。 電話が鳴った・・・。見つかった…。
軍人たちに囲まれたルルーシュ。 銃口はルルーシュに集中する。 そしてルルーシュに発砲…。 その時、 「殺すな~!」 女が飛び出しルルーシュを庇った。
女の眉間に銃弾はめり込み、女は倒れる。 ルルーシュは絶望した。
<なんだ、コレは。スザクもこの子も、 そしてオレも…何一つできないまま、 あっさりと、ナナイ!!>
撃たれて死んだと思われた女がルルーシュの手を掴む。
<終わりたくないのだな、オマエは? オマエには生きるための理由があるらしい。 力があれば生きられるか? これは契約。 その代わり私の願いを一つだけ叶えてもらう。 契約すればオマエは人の世に生きながら、 人とは違う理で生きることになる。 異なる摂理、異なる時間、異なる命、 王の力はオマエを孤独にする。 その覚悟があるのなら…。>
「いいだろう!結ぶぞ、その契約!」
契約を結び立ち上がるルルーシュは、軍人(親衛隊)に宣告する。。
「ブリタニアを憎むブリタニア人はどう生きればいい?」 「貴様、主義者か?」 「どうした?撃たないのか? 相手は学生だぞ! それとも気付いたか? 撃っていいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだと!」
ルルーシュの目が光り、何かの暗示をかける。
「な、なんだ!」
「ルルーシュ・ビ・ブリタニアが命じる。貴様たちは死ね!」
ルルーシュの瞳孔に赤い翼を広げたような影が光る。
「イエス・ユアハイネス!」
親衛隊は全員ピストル自殺をした。
残ったのは立ちすくむルルーシュ1人きり。 正気に戻ったルルーシュ。
<あの日からオレは、ずっと嘘をついてきた。 生きてるって嘘を。名前も嘘。経歴も嘘。嘘ばっかりだ。 全く変わらない世界に飽き飽きして、 でも嘘って絶望に諦める事ができなくて… だけど手に入れた。力を。
ふん!だから!!>
◆エンディングソング◆ 勇侠青春謳 ARI PROJECT
◆次回・2話 覚醒の白き騎士◆
