さて、何のお話かという事なんですが。

「memento mori」に先駆けて発売されました「HEAVEN」と「GALAXY」のPVと、それに伴うそれぞれの歌詞のお話です。

大した話ではないので(いつもそうですが)、さらりと流して下さいまし。


PVご覧になった方はご存知かと思いますが、「HEAVEN」では白、「GALAXY」では黒の衣装を皆さん着ていらっしゃいます。

また、そのPVにそれぞれ女の子が出て来るんですが、やはり「HEAVEN」では白(翼付き)、「GALAXY」では黒の衣装を着ています。

それを先日思い出しまして、ふと考えたのです。

それに意味があるのかどうか。

で、今回に至りました。


まず、「HEAVEN」は文字通り「天国」です。

メンバーの皆さんは、風吹く大地(那須高原)で演奏しています。

女の子は、最初教会にいるんですが、歌の後半では外で風に吹かれています。しかも、雨の滴かもしれませんが、目尻に涙が。

しかし…歌詞にしろPVにしろ、どの辺に「天国」が存在するか分かりませんね。

歌詞の中に、「世界」が出て来るんですが、それぞれに「生まれゆく」「翳りゆく」「狂いゆく」「腐りゆく」という言葉が付いています。

それを見ても、やっぱり「天国」とは思えない。「生まれゆく」位かな?

PVで行くと、教会と女の子の翼(天使なのかな?)が「天国」に関わるっぽいです。

ちらりと思ったのが、教会って「天国」…というか、守られる場所なんじゃないかなと。

PV中唯一動きが無い(風が吹くとか)ので、女の子が守られていた場所かなと思ったのです。

後半、背景の空模様が怪しいですが、その中でも日が差してますよね?

なんというか、うつりかわる世界の縮図みたいだなと思いました。それこそ、「生まれ」「翳りゆく」みたいな。

だから、もしかすると、「天国」から出て来た→生まれたという話なのかもしれませんね。

それで、衣装が白なのかな。

生まれる、生きる。そんな意味で。


続いて「GALAXY」です。

このPVの最初、薔薇の花弁が落ちるところを巻き戻しているんですけれど、何でなんでしょうね?

で、櫻井さんが目を閉じている。

その櫻井さんの動きを途中端折って書いてみると、目を覚ました櫻井さんは水を飲んでいます。飲む前位に、水を入れていたグラスが倒れるところをこれまた巻き戻しているんですけれど、どんな意味があるのでしょうか?

で、水を飲んで立ち上がって歩いてくるんですが、なんでガラス一枚越しなんですかね?

ガラス一枚越しで、斜め下を見ています。見て、最後に目を閉じてます。

こう書くとおかしな話になるのですが、目が覚めて喉の渇きを癒し、そのまま目が覚めたからお外を見たら「まだ夜か」か「もう朝か」みたいな。

最後の方は余計なんですが、歌詞の話をすると、「君」は「夢見て泣いている」もしくは「震えてる」って出てくるじゃないですか?

その後が「とても綺麗な夢を見た」と「何も悲しい事は無い」です。

もともと、私はこの歌を、「生まれる命の歌」だと思っていました。「HEAVEN」と同様の。「夜明け」とか「命キラキラ」とか出て来ますから。

でも、PVでは背景が黒くセットが無機質でみんな黒い衣装で目の周りまで黒いじゃないですか。(女の子は目の周り黒くないですよね)

「生まれる命の歌」でも合っているとは思うのですが、じゃあなんでみんな服が黒いんですかね?

この曲のタイトル「GALAXY」は「銀河」です。「HEAVEN」では「天国」に該当しそうな箇所が教会で終了しているんですが、今回は歌詞に出て来ます。

 天の水辺羽遊ばせて

天の水辺。

銀河。

銀河とは、数百億から数千億の恒星等が重力によってまとまった天体です。

因みに、私達でも目視できる銀河が存在します。

天の川。

「天の水辺」と天の川。

同じですよね?

「目覚めだ」「夜明けだ」と言いながら、何故、「天の水辺」なのでしょうか。

そもそも、「綺麗な夢を見た」のは誰なのか。

PV見ている限りだと、櫻井さんしかいないのですが。見ていそうな人が。

つまり、「綺麗な夢を見た」のは主人公=「僕」なんじゃないですかね?

そして、「僕」は嘘をつくんですね。

誰に?

「夢見て泣いている」「君」にかもしれないし、「とても綺麗な夢を見た」「僕」にかもしれません。

で、ですね。

最初の方で出て来た、散る薔薇と倒れてこぼれた水の巻き戻しのシーンの話なんですけれど、これ、そもそも薔薇の花弁が散ったり水がこぼれてなくなったりってよくある事だと思うんですが、これって、「必ず終わりが来る」事の代表…と申しますか、それを表しているシーンなんじゃないんですかね?

そして、一度失ったものは二度と戻らないじゃないですか。

薔薇はまた咲くし、水もグラスにまた注げば良いだけですけれど、それは散った薔薇では無いしこぼした水でも無い。

同じものが戻ってくるなんて有り得ないですよね。

もしかすると、巻き戻しのシーンにはもう一つの意味があって、同じものが戻るというのと「悲しい予感などないさ」という「嘘」は一緒なんじゃないかなと。

生まれたら必ず死ぬ。

出会えば別れが来る。

極端な話になりますが、メンバーの皆さんの目の周りが黒く塗られるのって、いつか死ぬよって意味なのかな?

あんまりそんな事考えたくないですけれど、でも、それは生まれた以上必ずやってくるものですから。

あと、夜の意味もあるかもしれませんね。

本当は、この「君」の死についての歌でもあるのかなと思ったんですけれど。これは、無かった事にしてください。


最後に。

HEAVEN」も「GALAXY」も空の向こうにあります。

その空が、果たしてこの世界の空なのか、それとも精神世界の空なのかは定かではありません。


というわけで、相も変わらず意味不明なまま終了です。