今回は、研究ではなく妄想(別に腐っちゃいませんぜ)ですので、書いた私が言うのもなんですが、読まない方が良いかもしれません。
本当は「続きを読む」とか、そういった機能を使いたかったんですが、ここには無かったです。
そして、いっそアメンバー限定にしようかとも思ったんですが、よく考えたら私にはそんな方はいない!
ってなわけで、そのまま載せます。
あ、大した事は書いてないですよ。
オチがないです。はい。
「十三階は月光」の感想文の中で、私こんな事書きました。
「Cabaret」
ところで。
この「私」。本当に女なんでしょうか?
「奪う」ってかなり男らしい発想なんですが。
「異人の夜」
で、私はある説(たいしたことないんですが)を考えました。
この曲と「道化師A」「Cabaret」は連作なんじゃないかと、突拍子もない事を考えております。
発端は、「道化師A」で出てくる「髭の女装歌手」の意味を考えていた時に思いついたんです。
そもそも、道化師(歌ではピエロとなってます)は「髭の女装歌手」になり得るのか?
道化師について、少し調べてみましょう。
道化師(wiki先生)
道化師(どうけし)または道化とは滑稽な格好、行動、言動などをして他人を楽しませる者。
サーカスのクラウン (clown) や中世ヨーロッパの宮廷道化師 (jester) がそれにあたる。
派手な衣装と化粧をし、サーカスなどで玉乗りや司会を行う人のことを日本などではピエロ、諸外国ではクラウンとよぶ。
こうしたもののステレオタイプ的な例は、マクドナルドの イメージキャラクターや、バットマンのジョーカーなどにみることができる。
本来のピエロは、コメディア・デラルテに登場する、顔は真っ白で哀愁を漂わせ、好きな人を殺してしまうことでしか愛情表現できないキャラクターが起源とされる。
道化師の歴史は古代エジプトまで遡ることができる。
中世のヨーロッパなどでは、特権階級にある人物が城内に道化としての従者を雇っていたことが確認されており宮廷道化師と呼ばれている。
宮廷道化師の仕事はその名の通りの主人または周囲の人物達を楽しませる役割の他、王のスパイとして主に城内の反逆の恐れのある人物などの様子を探る諜報活動も行っていた。
また、宮廷道化師達は小人症などの肉体的障害を持っているものが多く、笑い物としての対象にされていた。
しかし、君主に向かって無礼なことでも自由にものを言うことができる唯一の存在でもあった。尚、宮廷道化師達の肖像は犬と一緒に描かれることが多く、彼らが犬と同様に王の持ち物とされていたことを裏付けている。
シェイクスピアの戯曲などにもしばしば登場し、重要な役を担う。
随分と古くからあるんですね~。驚いたのが、「好きな人を殺してしまうことでしか愛情表現できないキャラクターが起源とされる」というところ。
そうなのか。「悲劇が喜劇」というのも、そもそも道化師は己の全てをお客さんに笑わせる(もしくは笑われる)のが仕事ですもんね。
で、「髭の女装歌手」は?職業として調べる限りですと、まあもしかすると笑わせる為にそんな扮装もするのかな?位の程度です。
「俺」は「道化師」であり、なおかつ「髭の女装歌手」なのかな…?
それとも、「髭の女装歌手」である事しか出来ない自分には、その事実が「悲劇」でしかないが、周りからしてみればそれは笑える話で、その状況や自らを揶揄して「道化師」としているのか。
この三曲。
どれもこれも漂うのは狂気。
たとえばですよ?
「異人の夜」で連れ去られてしまった「僕」、は正体不明に陥り自分が誰であるのか分からなくなる。
売られた先が「Cabaret」で、そこのお客さんを虜にしようとする「髭の女装歌手」としてしか存在できなくなっていた。
そんな自分を思ってくれるのは、もう一人の自分だけ。
なんて事を考えてみたのです。
今思えば、かなり無茶苦茶な話なんですけれど。
少なくとも、「Cabaret」と「異人の夜」はどことなく通じるものがあるように思うのですけれど。