スズメバチ
イントロを聴いているとですね、「Smoke on the Water」を思い出します。
音階違いますけれどもね。リズムも違いますけれどもね。
けだるい感じが良いなあ。
そういや、あのフ~ウチュッチュイエーイエーって、どなたの声なんでしょうかね?
裏のクレジットを見ると、女性の名前があるんですけれど「Message」でコーラス参加してるだけなんですよね。
…まさか…。だって、えらい可愛い声じゃないですか。でも、ピッチ変えた過去(「サファイア」の女性コーラスが実は櫻井さんのピッチ変えされた声だった)がありますしね。
それとも、ファルセットで優しく歌うとああなる人がいるんですかね?
今回、ドラムの「コンコン」(これ、何ていうの?)っていう音、色んな曲で聞こえて来ます。
好きなんですけど、この音。
硬派なギターの音とかに混じる単音の…シンセの音とかふわふわした音がするんでなんか不思議な曲です。
サビはなんかビッグバンドっぽいです。
ライブで楽しみな曲です。
じゃあ、歌詞いきますか。
まず、直球なエロさ。
今井さんの歌詞って、所々にエロが滲み出る印象があったんですが、それ以前の直球といえば「DO THE “I LOVE YOU”」位じゃなかったっけかな~。
直球と申しましても、「スズメバチ」みたいなねっとり感はなかったと思いますけど。
カサノヴァって人の名前でしたよね?
え~っと調べてみたら、華やかな経歴(?)な方でした。
サビの
- Hip Shake Boom Boom Boom ハチガトブ -
は、「やったね今井さん!」と思いました。
今井さんらしい。
ここの歌詞が好きです。
ヤルことは 同じだな 愛の巣の底は
歌詞をずらーっと眺めてみると、「オマエ」に振り回されてるんだけどもっとやって下さいみたいな空気が漂っているような。
複数ですしね。
Lullaby-Ⅲ
ご存知の様に、「十三階は月光」のインストナンバー「Lullaby Ⅱ」歌入りです。
が、インストの時にあった静寂というか静謐な雰囲気が、バーとかキャバレーみたいないかがわしい妖しげなものになっています。
ベースがすごく好きで、色っぽいんです。
曲自体が妖艶な感じなんですが、ベースが一番色っぽく聴こえます。
さて…さて…。
一番謎な単語は後回しにします。
この曲の歌詞。
もともと今井さんが半分位書いていたそうですが、曲がこのアレンジなので櫻井さんにタッチしたそうです。
で、見た事のあるキーワードがチラホラ。
13のゾロ目
今宵も流れ出すROMANCE
老いぼれ殺し屋Mr.J 錆びた茜のカミソリ
こんな歌詞も楽しいですね。
感触としては、「ダム・ドラの店」の一晩かな。
で。一番謎の言葉。
「ダム・ドラ」ってなんですかね?
調べたけれど分からない。
でも、分からないで済ませるのも悔しいので少し書きます。
まず、仕事中に思いついたんですが、ダムの前にマを付けてマダム・ドラかな~と。
曲中にも「マダム」って出て来ますから。それから、「ルノワール」「シャガール」がフランスの画家(シャガールは元はロシア)ですから、フランス繋がりで。
多分、それで間違いないと思うんですが、どうなんでしょうね~。
そこから思考が暴走して、「マダム・ドラミの店」となり、全ての客がドラえもんズになってしまったのは内緒の話です。
MOTEL 13
この曲のギターフレーズが全て好きです。古い、なんというか今から30年位前の匂いします。
ギターソロもカッコいいですね。だるい感じがなんとも。
これ、ギター全部星野さんが弾いていらっしゃるんですね…というか、星野さん作曲の物は全てそうなんでしたっけか?
で、櫻井さんの歌い方がね。エロエロですね。エロくて仕方がないですね。
この後の「セレナーデ」とか「HEAVEN」を歌っている人とは思えないですね。
もう二十年以上やっている、とここまで歌い分けというものが出来るようになるんですね。
時に魔王、時に狂人、そしてこんなだらしなさそうな男になる。
歌詞なんですけど、これまたいやらしい…わけでもないか。
古臭いモーテルの中の出来事の様ですが。
お前は誰だっけ?
そ、そんな。
死神が出て来るのと「最後」って言葉で、死を連想します。
死ぬ前に愛してほしいと?
の割に、あんた誰っけか?とか。
どうしようもない男に見えますけど、「独りじゃ眠れない」っていうのが更にどうしようもない。
なんか、この曲だけで色んなストーリーが出来そうな感じです。