誰でも良く知っていることわざを、それぞれ5,6ページほどの
エッセイみたいな感じで掘り下げています。
ことわざごとの解釈や由来、他文化との差異、類似からの考察など楽しく読めます。
ことわざがどうやって出来ていくのかは分かりませんが、
物凄い経験と年月の積み重ねの上に成り立っていると思います。
普遍的であり、不変的なのでしょうか。
ことわざは、子供のうちはピンと来ないもので、
年と経験を重ねていくうちに、その意味が深みを増していくと
書いてありましたが、超納得。
外山 滋比古シリーズはここで終わりにしますが、
物凄い思考というか常にいろんなことを考え続けて
かつ、それを記録していくことを欠かさない人なのだと思います。
こういう人ってやっぱり減っていく傾向なのかな。
デジタル化は、実際は本質からずれていく気がするので。
読みやすさ:★★★★★
オススメ度:★★★☆☆
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