さて、忘れないうちに今日の出来事を時系列で記しておきます。
■15時頃
担当部署のリーダーと一緒にスタッフの個別目標設定MTGをしている最中、
電話が鳴る。
出てみると、病院にいる妻から「産まれそう」コールでした。
MTGは中途半端なところで、途中退室。申し訳ないです。。。
急いで身支度?を整え、いざ病院へ。
■16時前
最速ペースで、病院に到着。
私の家で待機していた娘と両親は、既に現地入りしていました。
看護婦さんに到着の旨を伝えると、そのまま分娩室に突入することに。
1人目の子供もこちらにお世話になったので、その分、勝手は分かる感じ。
小さい産婦人科ですが、クオリティが高いので安心。
妻は、ちょっとだけ疲れ気味の表情だが、落ち着いている感じ。
ひとまず、分娩台の側にあるイスに座ってスタンバイ。
妻と軽く会話を交わすが、まだ余裕がある感じ。
1人目の出産は、立ち会わなかったので、何をしたらよいのか良く分からず
少しだけ困惑しながらも、状況に慣れていく私。
■16:30頃
分娩台の側にある、心拍数を計る計器。
心拍数の隣に上がったり下がったりする数字が。
後で確認すると、それはお腹の「張り」を示す数値だそうな。
心拍数と息が上がってくるに連れて、計器の張り指数も急上昇。
(実際は、張りが強くなるから心拍数などが上がるという相関)
「まだ頭が下がってきていないですねぇ。」と看護婦さん。
どうやったら下がるんだろう?と密かに自問する私。
「張り」指数の上下の間隔がだんだん狭くなって来るのが分かる。
上がっていく時は、上下幅を伴いながら上昇していくが、下がる時は一気に下がる感じ。
いずれにしても、上がったピークの時は、かなり苦しそう。
自分は座って、時折手を握ったり、うちわで扇いだりするだけだけど
それで良いのだろうか? とまたしても密かに自問する私。
そう言えば、、、 ということで、ビデオ撮影を開始。
■16:50頃
だんだん辛そうになってきた妻。
表向きはかなり冷静に見えるが、物凄い痛みがあるという
表現が口から出てくる。自分だったら、耐えられなさそう。。。
この頃になると、ようやく頭が下がり始めて、そこそこのところまで
来ているとのこと。 (ここら辺が一番辛いとのこと)
無痛分娩(麻酔みたいなの)を使っているみたいだが、
既にそれが効かないレベルまで、事態は進行している模様。
呼吸法(大きさとタイミング、止めないこと)が非常に大事みたいで
ほとんどそれが全てという感じ。
ここで先走って力を入れすぎると、裂傷で物凄いことになるらしい。
徐々に赤ちゃんを産道内で進めていかないといけない。
見ていて、非常に苦しい局面。
■17:00過ぎ
看護婦さんと先生曰く、かなりいい感じになってきている。順調に進んでいる。とのこと。
「もう時間の問題ですよ」と。
産まれてくる直前モードに突入しているみたいで、下半身方面の準備がかなり慌しい。
その様子を目の当たりにする私も緊張感がいっそう高まる。
既に先生も100%コミットで指示だしなど行っている状態。
ちらっと、出口方面を見ると、頭が見えた!!
ここまで来ても、落ち着いたペースで進んで行く感じ。
次に気になったのは、先生の「肩が何とかかんとか」という言葉。
ここから先は結構早かった気がします。
■17:20
気が付いたら、赤ん坊が出て来ていました!!
最初は泣いていない状態で、先生が喉と鼻から手早く液体を吸い取ると
泣き出しました。 元気に出てきた!
妻の顔を見ると、感無量の満足しきった表情。
物凄い感激状態で、妻と手を握り合う。
本当にここまで長かった。特に妻は半年以上の重たい体と出産という激務。
それを無事に終えることが出来た。
達成感というか、安心感というか。
この瞬間を夫婦で共有することは何よりも素晴らしいと思いました。