③  


 それでは実際に
 私たちはどのようにして
 それまでの日々を
 過ごしてゆけば良いのでしょうか

 調息
 調身
 調心
 という観点からお話いたします

 調息

 息とは呼吸
 口の働きです
 口は呼吸をして下さって
 食べることをして下さって
 言葉を与えて下さっています

 呼吸を意識なさい
 食事を意識なさい
 言葉を意識なさい
 そしてそれらを
 調えなさいということです

 呼吸に寛ぎなさい
 ゆったりとした呼吸をして
 あなた自身を緩めなさい

 食事に気をつけなさい
 いのちをいただいていることに
 感謝をし
 手を合わせていただきなさい

 言葉に大切に扱いなさい
 相手に届けられる言葉である
 前に
 自分が最初に聞く言葉です
 温かみのあるもの
 愛ある幸せ言葉をお遣いなさい

 調身

 身体は動
 すなわち動きの働きです
 それには
 所作も含まれるでしょう

 健全で健康な身体とは
 何の問題もなく
 100%完璧に動いてくれる
 という意味ではありません

 たとえ
 思い通りにいかない
 不自由な身体であったとしても
 あなたの思惑を超えて
 その時の最良を選択し 
 自動的に機能して
 動いてくれている

 私たちの身体は贈りもの
 かけがえのない
 動のかたちなのです

 それが
 調った身体であるならば
 なおさら
 自然体で流れるような美しい所作も
 自ずと
 現れてきてくれることでしょう

 調心

 こころは
 身体の動に対する
 静の働きです

 呼吸が調えられ
 身体が調えられると
 こころは自然と穏やかな
 安らぎへと転じていきます
 
 坐禅や瞑想が
 これほどまでに
 受け入れられてきている理由が
 よく分かります

 こころについて話すことは
 最終的な段階を意味しています
 こころは最も
 結果に近い場所にあるからです

 身体にとって
 こころにとって
 いちばんの天敵となるのは
 緊張という恐れです
 
 ただしこれも
 呼吸からゆっくりと始めて
 意識して取り組んでゆけるなら
 やがてはリラックスしてきて
 緩めてゆけることでしょう


 私が思う幸せとは
 不安がない状態のこと
 大安心です
 この一言に尽きると思います

 すべてと繋がる愛
 大きな安心に包まれて
 私の何もかもが
 リラックス出来ている
 それこそが
 本当の幸せであるように
 私のハートは感じるのです
 
 決して物理的な
 物質的なものではありません
 とても
 感覚的なものなのです

 だから人は
 手に入れたものの大きさに
 比例して
 感じられるであろう幸せが
 さほど届けられていない状況を
 憂い
 理解出来ずに思い悩み
 心身を壊されるほどに
 苦しまれるのです

 はっきり言ってこころは
 あるいは
 思考や思い感情などというものは
 個人レベルでは
 どうすることも出来ません
 それは勝手に
 起こってくるものだからです

 だから…
 だからこそ
 結果としてのそれらを
 自動的に起こすことが
 可能となってくれるのです

 ただしここで
 気をつけなければならないことは
 それを
 自らの作為としないことです

 自分に出来ることは
 傍観者として
 その体験に立ち会うことだけ
 リラックスのための
 場を調えることだけなのです

 実現へ向かうエネルギーは
 聖なる計らいとでも
 言いましょうか
 いつだって
 手放しでのお任せです

 今までの
 因果の法則から転換し
 原因の方に意識を向けて
 現れまでの全体の流れを
 道のりを
 外側でなく
 内から調えてゆくのです

 このことをよく理解して
 できる限り
 いのちの直の体験へと
 結びつけていっていただきたいものです

 
 ④へつづく


 

 『 free hug! 』ヽ(^。^)丿
   
 今日も出会ってくれて、ありがとう!