②    


 それともう一つ
 物事には常に
 陰陽というものが働いています

 それは
 気と呼ばれるもので
 森羅万象を形成する大事な要素です
 能動的な働きと
 受動的な働きとに
 分けられたりもします
 
 光と闇
 火と水
 男と女
 明と暗など
 実に様々で多岐にわたります

 陽が善で
 陰が悪であるというような
 善悪二元を当てはめることは
 決して出来ません

 これら陰陽の働きの
 妙なるバランス感覚によって
 私たちは生かされ
 また現れとして
 映し出されるのです
 
 この陰陽の働きは
 どちらか片一方だけでは
 存在出来ません
 なので
 相互依存の関係であるとも
 言えるでしょう

 そして
 これら二つは
 同時に現れることもできません
 現れは
 どちらか一方だけなのです

 ただし
 瞬時に入れ替わってゆくことは
 あるでしょう
 たとえばそれが
 一つの流れのように見えたとしても
 それぞれの現れであることに
 違いはないのです

 くり返しますが
 こころが向いた方向へ
 現実は近づいていきます
 気づかないほどに
 少しずつ寄っていくのです
 私が何かを
 引き寄せているのではなく
 そのままの姿で
 勝手に引き合い始めては
 寄り添い合って
 いってくれるのです
 
 このことについて
 常識を外して考えてみますと
 面白い事実が見えてきます
 というのも
 いま
 ここにあるものが
 現実の現れの
 全てになるからです

 それはすでに
 叶った世界として
 目の前に展開してくれています
 
 視点を変えて見るならば
 叶ったものが
 先に現れているとも
 言えるでしょう

 原因または
 幾つかの要素の結果として
 今の現れがあるのなら
 この結果のための原因や
 要素たちが
 途中の何処かに
 きっとあった筈です

 今まで結果ばかりに
 目を
 奪われていませんでしたか
 全体的な流れというものを
 見過ごしてきてしまったのでは
 ありませんか

 これからは
 結果だけでなく
 それを構成している原因や
 大事な要素たちにも
 目を向けて
 過ごしてみて下さい

 良い原因は
 良い結果の産みの母です

 もっと強めに言うのなら
 良い原因や要素でしか
 良い結果とはなりえません

 何だか
 悔しい気持ちが溢れ出します
 今まで
 何やってきたんだろうって
 ことになりませんか

 だからスピーカーさん達は
 一様に言われるのです

 ワクワクしなさいとか
 いつもより
 少しだけ
 良い気分でいなさいと

 良い結果にはそれほど触れず
 あまり拘らずに
 結果のための
 原因を良くすることの方に
 視点の焦点を合わせ
 思考を
 逆手にとっているのです
 
 まさに文字通り
 逆転の発想です

 これまでの
 因果の法則から
 新たな次元の視点
 果因の法則へと
 切り替わってゆく時

 今が
 その転換期に
 差しかかっているのです

 
 ③へつづく




 『 free hug! 』ヽ(^。^)丿

 今日も出会ってくれて、ありがとう!