『 選ばれし夢を生く 』
徒然なる
思慮深き流れの
行く末に
私固有の
選択肢というものは
無く
私を通して
全体が選んでいる
迷うことなき
総意のもと
細胞ひとつ分の
私の意思は
全体を含むがゆえの
か細い意図と
のまれゆく
私にできるのは
場を調えること
日々の雑踏を
眺め
種々の雑音を
摘み取り
こころ静かに
ひとつに帰すること
個を休息し
彼方より送られし
波動に
呼吸をそろえ
意識を重ねて
エネルギーの調律を
施してゆくこと
中心に
落ち着くならば
そこに
無限の空間が
ひらかれ
現象としての
平坦な虚しさから
そっと
離れることができる
虚無に向かわずに
ただ
静寂として
あり続けることが
できる
雑踏と静寂が
ひとつに溶け合い
そこに
安らぎの調和が
生まれるまで
ひとよ
ひと世の
ひとしずく
あなたの選ばれし
夢を生く
ありがとう
今日も出会ってくれて、ありがとう!