『 永遠のひとつ 』
あまりにも永く
これを私だと
信じ込んできたから
私が持ちうるすべての
理解に
まるで
雷が群れで
直撃してきたかのような
衝撃だった
今までの不自然さは
どれも
疑いようのない
正しさ
疑うことを
疑えないほどの
完璧さ
同化して
道化して
此処まで
辿り着いたところで
パン パン パン
あれも
これも
それも
全部が泡の
シャボン玉
宇宙のお家の
屋根まで飛んで
弾けて消えた
分離が
さらに進んで
個の細胞分裂まで
進んでいって
元のかたちの何もかも
留めていない心地よさ
私の不在
ここからまた
新たに始めることが
出来るだなんて
零という
永遠のひとつから
ありがとう
今日も出会ってくれて、ありがとう!