『 諦めの安心 』


 
 ひとが


 神の領域といわれる
 
 混沌に

 唯一

 かかわることが

 できるとしたら

 
 それは

 いまだけ

 この瞬間だけだろう


 あとは

 両の手を塞いで
 
 流れゆく自己の

 傍観者で

 いるしかできない


 たとえば

 どこかに

 未来があるとして

 そこに触れることが

 許されているのも


 いま、この瞬間という

 ホームから

 動き始める

 一路線のみ


 偏った

 ひとつの視点には

 この道しかないという

 不安がついてまわる


 しかし

 その視点の深度に

 寛いでゆけるなら

 他に選べる道はなく

 迷うことすら

 できない


 真理の大道さえ

 いつもの

 散歩みちにまで

 降ろしてこられる

 しなやかさ


 ゆるり

 ゆるりと

 ふわり

 ふわりと


 諦めの安心で

 参りましょうか
 



 ありがとう



 

『 free hug! 』ヽ(^。^)丿

  今日も出会ってくれて、ありがとう!