『 やさしい次元 』


 ふと思う

 天国って何だろう

 地獄って何だろう

 それは

 どこにあるのだろう


 いつか訪れる

 旅立ちの向こう側

 あの世と呼ばれる未来に

 それは

 あるのだろうか


 それとも

 個人という

 分譲された土地のうえに

 建てられた

 幻想のワンダフルワールドか


 ひとは

 二極を求めたがる


 鏡のように見えている

 この場所を

 救われるあてのない

 地獄ととらえ

 悪魔の私として
 
 生きてゆくこと


 あるいは

 花のように見えている

 この美しい場所を

 すでに救われている

 天国ととらえ

 天使の私として

 生きてゆくこと


 どちらにしても

 こころの問題は

 すでに

 神の手を離れている


 ならば

 もうひとつの

 やさしい次元を

 選択してみたい


 二極ではない

 中道のみちを


 それは

 ありふれた物語

 普段使いの愛に溢れた

 いままで通りの日常に

 戻ること


 ただひとつの

 尊いいのちに気づきながら

 粛々と

 生きてゆけるということ


 想像してごらんよ


 生まれ来る子供たちの

 無邪気で可憐な笑顔と

 その純度


 変わらないものを

 守るために

 いまできることは

 いまに向かうこと 


 創造してごらんよ


 あえて思考し

 あえて思い描いて

 ちいさな希望の種を

 かたちへと育めること


 いまを紡いで

 いまに結んでゆけること


 そんな幸せが

 ここにはあるってことを


 やさしい次元の

 置かれた場所で




 ありがとう





 

『 free hug! 』ヽ(^。^)丿

  今日も出会ってくれて、ありがとう!