『筑波実験植物園』でも色とりどりの春花が見頃を迎えています。
▲菜の花
▲タンポポ
▲シャガ
▲ヒスイカズラ
▲テロカクツス・ビコロル(大統領)
4月29日(火・祝)までは『さくらそう展』も開催されています。江戸時代は日本の古典園芸が隆盛を極めた時期であり、サクラソウやツツジ、ハナショウブの品種が飛躍的に増えたのもこの時期だと言われています。これらの植物は日本の野山に自生する野生種をもとに江戸時代の人々が園芸植物として昇華させていったのです。メンデル遺伝が再認識される100年前から食用でない観賞用の園芸品種が多く創りだされたことは、当時の高い文化水準を示しています。江戸の園芸植物の起源と多様化の歴史について、サクラソウ、ツツジ、ハナショウブを例に紹介しています。
伝統的な観賞スタイルの桜草花壇も再現されています。
この『桜草花壇』も江戸時代天保年間にサクラソウの花を観賞するために考え出されたもので、5~7段の棚に花色を順に繰り返して千鳥に並べ、それぞれの花が美しく引き立つように工夫された陳列方法だそうです。サクラソウには色や形だけではなく、名前にも特徴があり、面白い名前や江戸の『粋』を感じさせるような洒落た名前もあったりして、それらを観賞するのも楽しいのではないかと思います。
▲初心
▲銀世界
▲戦勝
▲美女の舞
▲天晴
▲春の装
▲伊達男
良く晴れたゴールデンウィークの休日、ゆったりと春の花々を観賞しながらお散歩というのも素敵な過ごし方ではないでしょうか。可愛らしい桜草も様々な品種を楽しむことが出来ます。
『国立科学博物館 筑波実験植物園 さくらそう展ー江戸の園芸植物ー』
日時:~4月29日(火・祝)
開園時間:9:00~16:00(入場は16:00まで)
入園料:一般¥310、高校生以下・65歳以上は無料
日時:~4月29日(火・祝)
開園時間:9:00~16:00(入場は16:00まで)
入園料:一般¥310、高校生以下・65歳以上は無料
参考HP:『国立博物館 筑波実験植物園』