日野宿本陣ーお雛様を愛でる会①ー | 徒然探訪録

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去年の夏ぶりに日野に行ってまいりました。


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日野宿本陣では5回目となる『お雛様を愛でる会』を三月三日まで開催しています。


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お人形用の装束が飾られているのが外からも見えます。この季節にしか見られない日野宿本陣の風景です。


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入るとすぐに、見事な七段飾りのお雛様が置かれていました。


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高く設置された框を上がり、広間に入ると、『雛祭り』についての説明板があり、『明治時代の古今雛』が飾られています。

『雛祭り

 雛人形の本来の姿は、流し雛。人形(ひとがた)に身体の穢れを移し、海や川に流す風習が平安の昔にありました。やがて白い布で作られた幼児形のぬいぐるみがお守りとして枕元などに置かれるようになり、次第に美しい衣装が着せられて、今日のような幼児と遊びを共にする「人形」となっていきました。雛檀に鎮座する形での雛人形は、徳川家康の孫である東福院和子様が自分の子供のために作った座り雛がルーツで一般に広まったのは、江戸時代中頃と言われています。(日野宿本陣の説明書き)』

『明治時代の古今雛

 江戸時代を代表する雛人形で、金糸や色糸を使った豪華で色鮮やかな装束に穏やかで優しい顔立ちをしている。それまで優れた雛は京型であったが江戸生まれの雛人形という事で人気を博し「古今」という語感の優しさが人形の雰囲気と相まって京都、大阪でも、もてはやされた。(日野宿本陣の説明書き)』


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『雛の国見せ

 女の子が雛を携えて眺めのよい丘や小高い山に登り、座をしつらえて雛を飾り雛に四方を見せて差し上げたのが「雛の国見せ」です。
雛人形に魂を見い出し、自分より上座にしつらえる日本女性の優しさや奥ゆかしさが伝わってきます。(日野宿本陣の説明書き)』


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土方歳三が昼寝をしていたと伝えられている『玄関の間』には『大正時代の古今雛』が飾られていました。


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『大正時代の古今雛

 江戸を代表する雛人形で、金糸や色糸を使った豪華で色鮮やかな装束に浮世絵美人風の近代的な美貌、穏やかで優しい顔立ちをしている。(日野宿本陣の説明書き)』


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本陣の窓から見えていたお人形用の装束も様々な柄があり、色とりどりでとても可愛いかったです。