2002.4.25 (THU)
堂島孝平×GO-GO KING RECORDERS@SHIBUYA-AX
「ツアー2002 春に跳ぶ七人」


今日の東京地方は午後から雨。気温も低くて寒いです。リキッドの時のように止まないかなーと思ったけどダメでした。ロッカーに荷物を入れたあと会場に入るまで半袖で雨に当たって寒いこと寒いこと。

19:10の『冬が飛び散った』SEが流れるとどどーっと前に押し寄せる人人人。なんとか体勢を立て直し最初のアイゴン前をキープしつつ欣ちゃんを待ちます。
しばらくして欣ちゃん登場ー!ドラムがタタタンッと鳴ってメンバーが定位置につきます。

そして堂島君登場!今日はポップジャムの時の衣装(紺のジャケット、白地にストライプの入ったシャツ、タイ、ジーンズ&ナイキのスニーカー)です!髪も短く切っています。「カーワーイーイー!」と黄色い悲鳴が飛び交うフロア。
ステージはひな壇になっていて一番上に欣ちゃんと沖さん、2番目にtatsuと大森さん、3番目に加納さん、堂島君、アイゴン。ギターの2人のところは少し高くなっていました。

『冬が飛び散った』で幕開け!
『サンキューミュージック』こちらこそ素敵な音楽とライブをありがとう、といつも思うこの曲「ラ~ララ~」に合わせて横揺れ。出だしからついつい頭と上半身を前後に振ってしまう『七月』は前半と後半の差と「イエイ、イエイ、イエイ」がいい!大好きです。

最初のMCでは「今日は最終日だからおめかししちゃった!」
かわいいー。そしてなぜが顔を作って「ツアーは最終日だけど俺にとっては今日がはじまりだから、ふっ」芝居がかった言い方、誰が乗りうつったでしょうか?もしかして…欣ちゃんじゃないかと推測してみました。いや、そうに違いない。

今ツアー唯一の新曲は『夏の1000ガール』欣ちゃんのコーラスが冴えます。『世界は僕のもの』ハッピーな気分にひたりつつ。堂島君は沖さんの横(ひな壇の一番上!)のスペースから助走をつけて大ジャンプ!結構な高さと幅があるのに見事に着地しました。見ていてちょっとヒヤヒヤしました。

ここで堂島君、股上の浅いジーンズなのでパンツが見えないように安全ピンで止めていたのが(さっきのジャンプで?)外れて刺さってしまったとのこと。「見ないでよ~!」と直しながらメンバー紹介を。

加納さん:
「最後だから跳びます」とか言っていたような。最後までよく聞こえなかった(覚えていなかった)リーダーのお言葉。

tatsu:
「加納君の後ってやりづらいよね」

欣ちゃん:
「俺も安全ピンとか刺さってみたいね~」

沖さん:
「お客さんも素敵よ~」と何故か高い声で。オッキー最高。今日はシャツ姿でした。

大森さん:
すごい歓声「俺がしゃべってるんだから、聞いてよ」と。「お腹空いちゃった」そればっかり。

アイゴン:
腰掛けて誰かとしゃべっています、だ、誰?ジョッキを片手に立ち上がって大森さんと乾杯!そしてそのグラスを投げる仕種を…。この日アイゴンは一言もしゃべらなかったんです。ああ悲しいったら。

「そして僕が堂島孝平です!安全ピンはとったからもう大丈夫!」キンキの新曲『カナシミブルー』のお話をキンキキッズ剛君の真似を交えて。「キンキキッズに感謝を込めて前に提供したこの曲を…!」で『Misty』もちろん光ちゃんは大森氏で。「ありがとう!キンキキッズ」と叫んでいました(笑)
この曲、ベースラインとピアノが超いい~。最後の大森さんが叩くティンパレスも効いてます。かっこいい曲!

さてライブの定番コール&レスポンス!今日は何を言うのかな~と楽しみにしていました。で、今日は「堂島最高!」「堂島最強!」「堂島天才!」これを言わせた後、嬉しそうに「なんかすいません!」とにっこり。他にも「俺の名前を呼んで」と言って「孝平コール」をする場面もありました。

「今日のみんなにぴったりなキラキラしたナンバー」『スターダスト・キッズ』ああー、元春!原曲よりも軽やかにアレンジされています。
後半どんどんテンポが速くなると大森さんがマイク片手に前に出てチキ、モンキー、フロアを煽る煽る…。大森さんが前に出るのはうれしいけどコワイです、なぜならすごいもみくちゃになるから。ここでけっこう押し流されました。

『疾走の彼方』この曲はゆったりと風景を想像しながら。『僕の街へ』なんといっても堂島君の声とGGKRのコーラスがすごくきれい。アイゴンは椅子に座ってラップスティールギターを弾きます。音色が幻想的、やわらかくてぽわーんと響く。そのまま『だんまり』へ。ステージは暗く赤い照明で堂島君やメンバーの表情はほとんどわかりません。声と音に身を任せて浮遊しているような気分でした。

ここでGGKRがさがります。

堂島君がひとりステージに残って初恋の嵐のライブに出た話、西山君の話。「たとえいなくなっても誰かが歌ってくれる」というのがとてもいいと思った、とい内容の話をして『セピア』を。今日の『セピア』はアコギの手を止めてアカペラで長く歌った部分があってハッとしました。堂島君の声に吸い込まれるような緊張した空間。とても素敵でした。

メンバーが戻って「ここで今日のゲスト!スカパラホーンズ!」ここで登場でしたか、待ってました!緑のスーツで登場のNARGO、北原さん、GAMOさん。
大森さんの横にずらっと並ぶだけで迫力があってカッコイイ。スカパラ10人中6人がこのステージいる不思議な感覚。『ロンサムパレード』『センチメンタル・シティ・ロマンス』ホーンが加わるだけでぐんと華やかになります。NARGOがすっごく笑顔でステップ踏むのを見てつられてにっこり。

スカパラホーンズ退場、短い…。最後まで出ずっぱりかと思ったのに、残念。
ここからが後半戦だからな~!と言ったかしら。

「俺達についてこれるか?」
「俺達を追い越せるか?」
「レッツダンシングタイム!」

この声がかかれば『CHOCO ME BABY』、続いてラストの欣ちゃんのドラムソロがかっこいい『スカイドライバー』、『ルーザー』では大森さんがタンバリンを持って前へ!高速タンバリンに釘付け。そしてまた一帯がもみくちゃ。この怒濤の大暴れタイムにも堂島君はひな壇最上から大ジャンプをしましたが、着地の時に足をひねったのをしっかり見てしまいました。「みんな、がんばろう」と励まされて『25才』この曲では堂島君の声が擦れていました、全力全開で歌っていたんだなあと思いました。*
(* 追記:『ルーザー』後半での大ジャンプで骨折したそうなので痛みのせいで声が出なかったのかもしれません。あくまでもわたしの憶測ですけれど。)

ここで本編終了。すっかりTシャツもジーンズも汗で湿ってイヤ~。

アンコールを求める声、拍手。
「SPRING UP」「ドウジマ」「コウヘイ」呼び方も色々でしたね。しばしの時間がたって堂島君が『スプリング・スプリンガー』の看板を持って再登場。看板から顔を出したときの笑顔がキュート。ツアーグッズ紹介。大森さん、マグカップを持つ手の小指がしっかり立ってます。そしてすっごい笑顔。さて堂島君が話す間『スプリング・スプリンガー』の看板を持っていたアイゴン。看板から顔を出したときの顔が…寄り目でした。スカパラホーンズも再びステージに登場。

「茂木先生の人文字講座があります」と呼ばれて欣ちゃんがドラムセットから降りて、加納さんと堂島君が手をつないで作った輪っかをくぐってセンターに。「最後だからな~」と人文字レッスン開始。今日はみんなが分かるように後ろを向いて見せてくれました。「5、4、3210!」で『スプリング・スプリンガー』、堂島君はバク転!中盤では「S・P・R・I・N・G UP!」をくり返し何度もジャンプ!北原さんもひな壇から跳んだりしています。アイゴンは“寄せて上げて”と“G馬場のアポー”を、サイコウ。ホーンズもお立ち台でそれぞれソロを披露!ステキすぎてクラリときた。長い長いこの曲も終わりメンバーがそでに消えてゆきます。でも終わる気がしなくて…。

すぐに照明が点滅を始めてメンバーが戻ってきました。Wアンコール!
「ここでゲストを紹介したいと思います」誰、誰?これ以上の人が?「KinKi KIds 堂本剛!」ええええ~っ。ホンモノですよ!ジャニーズなんてめったに見れません。というか初めて見るよ。後ろから人に押されまくりまたまた流されます。「事務所に怒られても関係ないぜ!」どうやら飛び入りのようです。「この前女の子に振られました!その気持ちで歌います」にびっくり。堂島君は「昨日剛君は四葉のクローバーを見つけたってメールをくれたんだよ!」すでにメール交換する仲、さすが人懐っこい堂島君。ついこの前まで「会ったことない」って言っていたのにね。

歌うは『Misty』、オリジナルの『Misty』光ちゃんパートはどうするんだろう?と思ったら演奏しながら堂島君と大森さんが譲り合って堂島君が歌うことに。しかし慣れない部分だからなのか「2番歌っちゃった!」
剛君は歌詞カード見て歌っていました。急に歌えないのはわかるのでそこまでしてライブに出てくれて嬉しかったなー。これも堂島君の人柄なのかしら?よほど剛君が気に入ったのかな?それともフロアのうねりが剛君の細胞までうずうずさせてしまったのかしら?夢中で踊っていたら曲が終わり、剛君はいつの間にステージからいなくなっていました。あまりにフロアがすごくて見送れなくてスミマセン。

「みんなで並ぼうか?」と言ってメンバーが1列に。みんなすごくいい笑顔でフロアを見ています。それを見ながら爽快な気分なのにツアー最終だし、笑顔が眩しくて泣いてしまいそうな感じでした。GGKRはしばらくそこにいて手を振ってゆっくり去っていきました。堂島君はピックを2、3枚ぴらぴらと投げて、
帰り際に「今度の日曜から堂本兄弟ほぼレギュラーだから」帰りかけてまた一言「Gacktには負けないぞ~」イエイ。

さて、最終日=特別ということはありませんでした。堂島君の衣装とスカパラホーンズを除いては。MCというかおふざけの部分がなくて(欣ちゃん、アイゴンのコーナーもなし)さらっとした感じでライブも2時間半なかったと思います。

最終日だし、しばらくライブはないと思って、思いっきり声をだして踊って楽しんだ。こんな素敵な空間をつくり出す堂島孝平×GO-GO KING RECORDERSはすごいバンドです。思えば年明けからずーっと忙しく日本各地を飛び回っていた堂島君、お疲れさまでした。そしてゆっくりW杯を観て下さい、と。

わたしは次のアクションをじっくり待つとしますか。
週1回の電磁波と堂本兄弟と共に…。

(※ 4/27、SMAサイトによりますと堂島君は左足首の内くるぶし骨折だったそうです。もちろん松葉杖とのこと。でもその後の『スプリング・スプリンガー』ではバク転決めてたよなあ。最後まで笑顔だったし、よく痛みをこらえたものだと感動。とにかく1日も早く回復しますように。)