約30年ぶりに作った自分のための曲。
近日出す予定の電子書籍のテーマ曲として制作。
書籍のタイトルは「絶対有罪」。
典型的なマイナーブルースのコード進行を起用。
曲想は自分の最も得意とするロック調にした。
歌詞に関しては、洋楽系の楽曲に日本語を載せる難しさはあるが、私には、日本司法への怒りがある。そこで、日本語から逃げないことにした。
小賢しい誤魔化しはせず、堂々と日本語の世界観を出すことに挑戦。
延々と続く悪夢のような日々と、それでも前に進もうとする気概を表現。
幻想的かつ映像的な言葉を選び、安い感情論に触れぬよう注意した。
圧倒的な絶望感、悪夢感を演出するブルースな歌詞でありつつ、ロックっぽい、負けん気の強さが表現できていれば成功である。
メロディラインに関しては、bluesyであることを大前提に、昭和感を醸す歌謡性の表現に重きをおいた。
まだまだ若いもんには負けないぞ。笑
歌い方に関しては、昭和感を醸そうと、多少の演歌性は込めたが、コテコテ演歌歌謡にならぬよう、それなりに注意した。
特にサビ部においては、ストレートに歌うべきか、ちりめんビブラートをかけるか、前半ストレート後半ビブラートにするか、散々悩んだが、結果的には深めのビブラートをかけることにした。
アレンジも打ち込みも歌入れも、全て自分一人でやるつもりであったが、残念ながら私はラップは出来ない。ラップは、過去にプロデュースした、長年つきあいのある某アーティストに委ねた。
今の私の立場(有罪判決を受け、いつ収監されてもおかしくない立場。社会的信用も失墜し、事情を知らない大半の人から悪人として見られる立場)からして、私の作品に協力したという形を残せば彼に迷惑がかかるので、アーティスト名は伏せた。