「反省はするべきだけど、後悔はするべきでない」

 

こういう言葉を耳にすることがある。

 

きっと、「後悔」という言葉には、後ろを振り返るような、ネガティブな印象があるのだろう。

これに対し、「反省」には前向きな(ポジティブ)な印象がある。

だから、こういった言い回しをしたくなるのだろう。

 

ちなみに、私は、この言い回しには否定的だ。

私にしてみれば、後悔するから反省するのである。

「くっそー、大失敗したぜ、参ったぜ、あ〜あ、やらなきゃよかった!」

と、こんな後悔をするから、二度と同じ過ちを繰り返さないよう注意するのである。

すなわち、これが反省だ。

 

人間の心なんて、計算通りにコントロールできるものではない。

「後悔」と「反省」を切り離して、別々に認識することなんて、きっと出来ない。

私からいわせれば、「後悔」と「反省」はセットなのだ。

 

「私は後悔はしない、でも反省はする」

・・・、よくそんなことが出来るな。。

 

こんなことを言う人は、きっと本当は反省出来ない人なのだと思う。