聞きなれない病名かもしれないけど、俗に言う躁鬱病です。
Ⅱ型っていうのは、躁の状態が比較的軽い人。
勘違いされがちなんですが、うつ病とは違って、脳の神経伝達系の病気です。
なので、うつ病のように、心の持ちようや環境改善で治るわけではありません。
(もちろん環境によって、いい状態が長く続いたり症状が軽くなる場合うもあります)
それをね、最近やっと知ったのですよ。
え?治らへんの???みたいな。
躁鬱病の人にとって、怖いのは、うつ状態よりも、そう状態のとき。
最初はただ機嫌がよくて、自信満々で好奇心旺盛で、気前がよくて、エネルギッシュで・・。
誰も、いえ、本人も気付かないことが多いです。
それがどんどんエスカレートしていって、多弁、散財、高圧的な態度、イライラ、攻撃・破壊衝動へと変化します。
やばいクスリをやっている人と似ているかもしれないです。
何を見ても幸せで、何をしてても楽しくて、みんな良い人。っていう天使のような心境から、
私が一番偉い、私は最強。っていう独裁者みたいな心境に変化します。
当然、何この人的な目で見られるし信用もなくします。友達も去っていきます。
そんな躁の状態がしばらく(1週間~1年?)続いた後、上昇した高さの分だけ、下降します。
うつ期がくるのです。
とにかく何にもできなくなります。
ヤル気がなく、好奇心も欲望も夢も希望も、なにもなくなります。
躁状態のときにした約束や受けた仕事もできなくなります。
たいていの人はずっと布団で過ごしています。
うつ病の人と違うのは、死にたいと思っても、死なないことです。
死ぬエネルギーもありません。
躁鬱の人の自殺が多いのは、たとえば、躁からうつへの移行期や、混合状態と呼ばれる躁と鬱が入り混じった状態のときです。死にたい気持ちと、エネルギーが合わさるからです。
双極性障害は、まだ世間的に認知度が低い病気です。
お医者さんも、間違えてうつ病の薬を処方して、大変なことのなったりします。
(そう状態のときに抗鬱剤をのむと、劇的に躁転します)
この病気は、一生薬を飲みながら、自分をコントロールしていくしかありません。
私の場合、早口にどや顔で話し始めたり、通販でものを何個も頼んだり、新しいことを始めようとしたり、
やたらと調子いいなーと思った時点で旦那さんや家族にストップをかけてもらって気付きます。
そこからは、あまり話さない、あまり出歩かない、と自分で意識して調整します。
もっと、この病気のことを皆さんに知ってもらいたいです。
えらそうなことを言っても、逆に後ろ向き名発言をしても、怒ったり励ましたりせずに、「躁鬱だもんね。しかたないね」と忘れてあげてほしいんです。
どうか一人でも多くの人が、この病気を知って、自覚していない双極性障害の人に通院をすすめてあげてほしいです。
*病気についての説明や症状については、あくまで私の認識ですので、詳しいことは専門のサイトでしらべてください。