U-18公式戦は、2週間先。


その間、日頃お手伝い出来ないカテゴリーをサポートすることが多かったのですが、そのひとつ。


8月1日、U-13公式戦第2戦のこと。



会場は、夏に訪れるにはとてもとても素敵な、Aきる野市。


ジワジワと蒸し暑い日でした。



この日の会場は、以前から親交のあるチームが提供してくれたグラウンド。


その監督と、試合前に色々な話になりました。



選手のことや地域のこと。


チームの話や、もっと長い長いビジョンのこと。


そして、目の前に広がる景色を観ながら、夏休みの過ごし方や、自然の話になりました。



「あそこにある樹の下を見ましたか?」、とT氏。(親交のあるチームの監督)


「いえ、見てませんが」、とわたし。


「あの樹の下にたくさん小さな穴が開いているんです。

 夏になると、一斉にセミが土の中から出て来て、樹に昇っていくんです。セミが出てきた穴なんですよ」。


「へぇー」。


わたしの実家も同じように木々の多い町なので、何だか懐かしい話でした。




さて、試合です。


Fコーチがマッチレポートをホームページ上で綴っています。


詳しくはそちらをご覧ください。


ここでは、わたしの率直な印象を。


U-13公式戦第1戦、そして水曜日のトレーニングマッチを観た印象は、「もっと躍動感があってほしい」という感覚でした。


「プレーする喜びに溢れた試合」と言ってもいいかもしれません。


この日の試合、前半はそれまでの印象と同じような展開でした。


プレーそのものが悪いということではなく、観ていて「心動く」プレーが少ないという印象に近いかもしれません。



しかし、ハーフタイムをはさんだ後半の30分間。


わたしが観たこのメンバーの試合の中で、「心動く」試合でした。



失点のリスクもある中で、積極的にプレーした後半だったと思います。


失敗を怖がるのではなく、何かを見つけようとか、掴もうとか、そんな積極的なファイトをした後半だったと思います。



そんな試合展開の中では、局面で好プレーが多いのは必然ですね。


全員がそんなプレーを続けるには、まだまだ成熟していませんが、それが当たり前な気もします。


何人かのプレーヤーは、何かのキッカケを掴んだのではないかと思います。



それはまだ、ひとつの小さなキッカケかもしれません。


でも、そんなキッカケをたくさん見つけて、そして自分のものにしていけば、きっと豊かな未来が待っていると思います。



少し停滞気味だった(と感じていた)メンバーたちの、この日の試合(特に後半)。


実は、停滞気味(に見えた)時も、栄養素を蓄えながら、確実に成長をしていたはずです。


成長は時に見え難い(あるいはわたしが見えていないだけか)ものですが、その成長の過程をしっかりと表現した後半でした。




試合後、樹の下を見てみました。


T氏の話の通り、無数の小さな穴があって、樹の上には無数のセミの鳴き声が。


何だか、樹の下の小さな無数の穴が、この日選手たちが後半に見せたエネルギーと重なってみえました。





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