「前半立ち上がりの5分間。フワフワとした入り方。
相手は右サイドの攻略を徹底している印象。(それは相手のストロングポイントでもあるのでしょう)
ドリブルやパスで自陣左サイド(相手右サイド)を攻略され、クロスボールやシュート気味のパスが何本も入るが、センターバック2人、そしてGKが弾く、あるいは相手のミスで、決定機にはならず。
相手の勢いが一段落した時間帯。
一度攻め込むと、そのままハーフコートに押し込んでいる状態になり、その流れの中で先取点!
勢い付くINAC、少し不安になる相手チーム。
その精神状態がそのままプレーに反映されたかのように、ボールを奪いカウンターの繰り返し。
クリアされてもセカンドボールを奪い、2次・3次攻撃が続き、2点目、3点目を奪取!
この時点でまだ前半途中。
この時点では対戦相手の方が明らかに消耗していました。(特に気持ちの部分で)
しかし、諦めることなくプレーをする相手に、サイド攻撃から持ち込まれて失点。
前半は、そのまま終了。
わたしは、この1点こそが、この試合の分岐点だったと思います。
相手にとっては、希望を見出す1点。
しかも、試合はまだ30分あります。
あの失点は、相手に勢いと自信をもたらす1点でした。
もし、わたしたちが貪欲に勝利を追及するならば、わたしたちスタッフを含めた全員が、後半スタートからの画を共有し、徹底して実践しなければいけませんでした。
つまり、いまの自分たちのチカラ(それは緊張感溢れる公式戦、相手も必死でプレーする60分での勝負の中での、個として、あるいはチームとしての技術、体力、戦略、総合力などなど)がどれくらいのレベルにあるのかを自覚する作業でもあるし、そして大事なことは、3-1で勝っているという事実を認識することでもありました。
つまり、後半に入るにあたって、自分たちが勝っていて、どんなプレーをすることが勝利に近づくことなのか、ということが共有すべき画でした。
その自覚と認識が弱いまま、前半同様にフワフワと入ってしまいました。
相手にとって、勝つためには得点が必要で、それこそ早い時間に得点を奪って、勢いを付けようという意志を感じる立ち上がり。
前半は、ある意味相手の自滅で失点しなかった部分もありましたが、後半は集中力の高まりがプレーの精度を上げたのでしょう。
立て続けに失点。相手の勢いは増すばかり。
自分たちが失点しないために、何をするか。
あるいは得点して、相手の戦意を削ぐにはどうしたらいいのか。
その部分の方法論、経験値がありませんでした。
結果として敗戦。
60分の中で、どちらのチームにも勢い付く時間帯と、対応に困る苦しい時間帯がありました。
それぞれの時間帯を、しっかり得点に結びつけて、そして失点を最小限に抑えたチームが、結果として勝利したという試合でした。
INACにとっては、自信となる3得点と、必然の4失点。
60分がどういうものかを知った1戦目でした。
この日、出来たことは何だろう。
出来なかったことは何だろう。
チームとは何だろう。
個人のスキルとは何だろう。
60分の公式戦って、何だろう。
もっとたくさんの要素が複雑に多様にあるけれど、
それらを自問することが大切で、
それらを共有することが大切で、
それこそがサッカーなのだと思います」。
テクニカルレポート風にすれば、こんな印象でした。
もっと、細かく綴れば、時間帯に応じた配置やプレーの選択、交代選手の役割、それこそ日々のトレーニングとこの試合の関連性など、多岐に渡りますが・・・。
7月12日、日曜日の暑い暑い時間帯。
U-13公式戦。
少しほろ苦いデビュー戦。
それは、ほんの少し大人のサッカーに近づいた日でもありました。
文責:310
