4月26日、日曜日。
U-18クラブユース選手権第3戦。
前日の雨の名残りで、グラウンドには水たまりがありましたが、特に難しい状態ではありませんでした。
それよりも、継続的に吹く風が、想像以上にわたしたちと相手とのスキルの差を浮き彫りにした試合でした。
「キックの質」
風上、風下両方で、普段通りのプレーが出来た相手チーム。
風向きに大きく影響を受けたINAC。
それはキックの質の差、そしてコントロール技術の差でもあったと思います。
さらに、この日はいくつもの困難がわたしたちを迎えてくれました。
あるいは「宿題」、あるいは「試される」か。
前回の公式戦で、DFの軸のひとりが骨折で数ヶ月プレーが出来なくなりました。
その部分をどうするかが、この試合のわたしたちの宿題でもありました。
その宿題については、想像以上に厳しくもあり、逆にポジション変更に予想以上の奮闘という回答を示してくれたとも思います。
さて、宿題はそれだけではありません。
後半20分過ぎ、決定機阻止というプレーでDFの軸のひとりが退場。
このプレーからのPKを決められ失点。
失点プラス数的不利。
残り時間27分。
この試合最大の逆境を、グラウンド上の選手たちはどうしたか?
DFの人数をそのまま3人。(つまりスリーバック)
攻撃の人数は、そのまま。
勝つためには、まず自分たちの得点が必要だからです。
ただし、リスクはさらに増大。
スリートップの相手にスリーバック。
さらに得点するためには全体をもっと押し上げる必要性もあります。
中途半端な攻撃は、一気に失点の可能性も高めます。
しかも、攻守ともに運動量を増やさなければ、この状況はさらに悪化します。
いままでの試合の中で、最大の逆境。
残り27分のプレーは、決して綺麗なものではありませんでした。
手数をかけずに前線の選手にボールを運び、全体を押し上げ、相手ボールになれば運ばれる分だけ必死に戻り、身体を張ってゴール死守。
グループでの攻守というよりも、状況の中で、瞬間瞬間の個人の攻守の連続。
試合はそのまま0-1で終了。
「ボールを止める、蹴るのスキルの差」
「DFの軸を欠いたメンバー構成」
「負けている現状(失点1)、数的不利の中で残り27分という状況での、プレーの選択」
いくつもの逆境を変えることは出来ませんでした。
しかし、逆境の中、最後の最後まで試合を諦めなかったことは、ハイリスクを選択し、グラウンド上で表現したプレーの数々と、試合後の悔しがり方や悔し泣きを見れば明らかです。
きっと、あの27分は、それぞれの選手が頭の中で「言い訳」を排除し、試合というかボールに対して研ぎ澄まされた状態だったと思います。
きっと、逆境を受け入れて、そこで研ぎ澄ました状態になることこそ、成長への一番の行程なのでしょうね。
そんな経験をたくさんしてほしいと思います。
そしていつの日か、「逆境こそ成長のチャンス」と捉える思考になってほしいと思います。
逆境こそ、その人や、そのグループの本来のポテンシャルを浮き彫りにするものだからです。
つまりこの日の試合は、選手たちのポテンシャルの一部を表現出来た試合でもありました。
そして、それでもまだチカラが足りないということを実感した試合でもあったということです。
次戦、さらに宿題が増えました☆
さらに逆境となりました☆
逃げますか? リスクにチャレンジしますか?
どちらに向かいますか?

