あなたは、どこ生まれ?
【WAO! 自然は天才博士】
講演で、出会ったネイチャーテクノロジー思考。完全な循環機能を持っている自然の神秘を理解しながら、少しづつ故郷と未来のことを考えてみる時間(コーナー)にしたいと思います
食べものには食性と呼ばれる
性格があるのをご存知ですか?
トマトやキュウリなどの夏場に採れる野菜は体温を下げる食性があります
水分も多く含まれています
その逆の冬場ではどうかというと
サツマイモや大根など
体を温める食性があると
いわれています
繊維質が多いのが特徴ですね
ちなみに、なぜ体を温めることができるとおもわれますか?
汗をたらたら垂らしながら食事をするシーンがありますが、あれは本当です
食したものが体内に入ると
消化活動が始まります
胃、小腸、大腸が
「よっしゃ、栄養素を吸収するで!」と
がんばってくれるわけです
細胞が活動をすることで
熱が発生し体が温まります
繊維質のものを食すると
なかなか分解しないため
内蔵が長い間、動くということ
その間体を温めることになる
ってことです
寒い時期に採れる野菜は
繊維質が多いのはそのためです
食性とはその場の環境で変化するもの
それは自然界に適応する進化をした証でもあるのです
今日の主役は、どこ生まれだと思いますか?
『オクラ』です
ネバネバしていることから
暖かい環境かな?
あの形日本で生まれた感じが
しませんよね
そもそもあれは、実?種?茎?
実は「北アフリカ」の出身です!
高さは1~2メートルにもなり
先の尖った葉っぱと白い花を咲かせます
そして僕たちが食べているところは
「さや」種がはいっているところ
です
熱帯の環境で生きていくためには
水分をより確保するためネバネバに進化
周りが乾燥しても表面を固くかたくさせて、種のある中を守ろうとします
ミカンなども同じことですね
表面はパリパリでも中はまだ水分を確保してる、、
オクラの進化から考察すると
種は未来の命
それを必死で守る使命が進化の源
そんな声が聞こえてきますね(^^)