

「ザ・フライ2」
おまえ、また入ってきたのか。
しかも、同じ方法で捕獲されるとは。
拈華微笑(ねんげみしょう):
言葉を使わずお互いが理解しあうこと。心から心へ伝わる微妙な境地・感覚のたとえ。釈迦が霊鷲山(りょうじゅうせん)で弟子たちに仏法を説いたとき黙って大梵天王から受けた金波羅華(こんぱらげ金色の蓮の花)をひねって見せると摩訶迦葉(まかかしょう)だけがその意味を悟って微笑んだので釈迦は彼だけに仏法の心理を授けたと言う故事による。「拈華」は花をひねること。「花を捻りて微笑する」と訓読みする。
注:
年末とともに寒さも近づき、野生動物や昆虫は冬眠する時季になってきた。油断して、生ゴミやお菓子をそのままにしても、何かが集ったりすることもない平穏な季節。…と思った矢先、またまた大きな“ハエ”が飛びこんできた。まさに“先日のあいつ”である。しばらく室内をブンブン言った挙句、これまた先日と同様に、カーテンによって捕獲された。「害虫として始末されるものを、二度も逃がしてもらえるのだから、冬も近いが頑張って生きろよ」と放したものの、まるで我がことのようである。無為に過ごせた一日だからこそ感謝しよう、という戒め。