

「ドライフラワー」
あれれ?
これって、枯れないよねえ?
我が身の事は人に問え(わがみのことはひとにとえ):
自分のことになるとわからなくなるものであるから、人の意見を聞いた方がよいということ。
注:
ドライフラワーといえば“枯れた花”のイメージだが、今や“プリザーブド・フラワー”という鮮やかな色合いのドライフラワーも珍しくなくなった。年末も近づき、クリスマスらしい雰囲気を楽しみたいなと、クリスマス・リースの購入を考えていたところ、額装の“プリザーブド・フラワー”があったのを思い出した。収納をひっくり返して探したところ、生き生きした赤い花だと思っていた額装は、あろうことか茶褐色。収納期間の長さゆえ、変色したとは思えない。人の記憶というのは、時間の経過とともに曖昧になるもののようである。自分の記憶より信用できるひとを、今のうちに見つけておいた方が良いかもしれないぞ、…という我が老い先への恐怖。