

「鳴くだけのワケあり」
カリカリ、空っぽじゃん。
これじゃ、文句言うでしょー。
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす:
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすとは、口に出してあれこれ言う者より、口に出して言わない者のほうが、心の中では深く思っていることのたとえ。
注:
口うるさく注意されるのに比べ、ぼそっと的を得た一言で指摘されるのは、我が身に染みるものである。とはいえ、前者がいつも薄っぺらだというわけではない。長々と我慢して沈黙を守り、その限界を超え雄叫びを上げる場合だってあるのである。鳴いて訴えているときは、きちんと理由を見つけて対処しましょう、という戒め。