「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編 第七の話感想です。
今回のタイトルは「極悪人」。
誰の事かといえば、炭治郎だった!!
ありえないじゃん。
どういう理屈だ。
そして、あのお茶目なひょっとこのお面の下に隠された、鋼鐵塚さんの素顔が!
新たな鬼の出現
5体目の小さな鬼を発見した炭治郎。
渾身の力を込めて、鬼の首を斬りに行きます。
このチビ鬼、一番初めに宿坊に現れたのと同じ鬼ですね。
小さくても、玄弥の刀が折れるほど固い首。
禰豆子や玄弥の想いも込めて、爆血刀をふるいます。
そのとき、新たな鬼の気配を感じる炭治郎。
鬼が背後にいるのは分かるけど、止めるわけにはいかない。
何とかチビ鬼を仕留めようとしますが、爆血刀でも歯が立たない。
前面の鬼は倒せず、背後の鬼からの攻撃を受けることに。
なに?この鬼、龍を操れるの?
首が5つか6つある竜。
次々襲ってくる龍の攻撃をかわす炭治郎。
そもそも、この鬼どこから湧いてきたの?
6体目の鬼が生まれる瞬間を見た玄弥は呆然。
責怒が可楽と空喜、哀絶を吸収し新たに生まれたのです。
分裂だけじゃなく吸収もするんですね。
そして、今までの中で一番若い姿。
なんか、ドラゴンボールのベジータに似てる。
雷様みたいな電電太鼓を背負っていて、それには「憎」の文字が。
この鬼の名前は憎珀天。
神様みたいな名前ですね。
CVは山寺宏一さんです。
凄いな、半天狗のCV古川登志夫さんでも驚いたのに、分裂した鬼が全部CV違うなんて贅沢すぎる。
次々現れる上弦の肆。
炭治郎じゃないけど、もう勘弁してほしい。
しかも、この鬼は炭治郎を「力なきものをいたぶる鬼畜」と睨みつけます。
いやいや、鬼はあんただから。
龍を使って、本体を守ろうとするのを見た炭治郎は思わず「待て」と叫びますが…
とてつもない威圧感で、炭治郎と玄弥を圧倒します。
半天狗が、絶好調に強かった時の姿なのかな。
「わしのすることに不満があるのか。のう、悪人ども」という声にも、重圧を感じる玄弥。
しかし「悪人」と呼ばれたことに、炭治郎は力をふり絞って声をあげます。
鬼側にしてみれば、小さな体で力もない爺さん鬼に刀を振るう姿は、極悪人で鬼畜かもしれない。
けれど、何の力もない人間を何百と喰ってきている鬼に言われたくないですね。
性根がねじ曲がっている、悪鬼と罵る炭治郎。
ここまで怒ったのは初めてかな。
ここでアイキャッチが入ったので、無一郎の方に話が移るのかと思ったら、憎珀天と炭治郎の会話がまだ続いてた。
食われた人間と炭治郎は無関係、他の鬼によって喰われたりその事で苦しむ人間とも関係ないじゃないかという憎珀天。
炭治郎は、人が人を助けるのは理屈じゃない、そんなことも分からないお前の方が鬼畜だと言いかえします。
さすがの憎珀天さんも、自分が放った言葉を返され、炭治郎に攻撃開始。
迎え撃つ炭治郎というところで、場面転換でした。
このやり取りは、ちょっと深いかな。
自分とかかわりが薄いと、見て見ぬふりをする人の多い世の中。
理屈抜きに人を助けられる、炭治郎のような人間になりたいものです。
研ぎ師に敗北感を味わう上弦の鬼
場面変わって無一郎のターン。
と思ったら、玉壺のターンでした。
水の壺に無一郎を閉じ込めた玉壺は、気になっていたあばら家へ入っていきます。
鉄穴森さんが体を張って立ち向かう姿に、何を隠しているのか興味津々。
背後で鉄穴森さんが攻撃されても、振り返ることなく一心不乱で刀を研ぐ鋼鐵塚さん。
その集中力に驚愕する玉壺。
自称芸術家の彼は、そんな鋼鐵塚さんに言い知れぬ敗北感を感じるのです。
うーん。よく分からん。
ていうか、鋼鐵塚さん鬼に認められてるよ。
鋼鐵塚さんは、3000年以上前の刀のすばらしさに魂持っていかれちゃって、もう刀のことしか頭にない状態。
同じことを何べんも繰り返して呟いている。
刀オタクの鋼鐵塚さんをこれだけ夢中にさせる代物だったようです。
彼の集中を途切れさせたいと攻撃する玉壺。
あ、鋼鐵塚さんのお面が割れた!
鋼鐵塚さんの素顔が!
え、ちょっと待って。
結構なイケメンじゃない?
太い眉にキリっとした目。
そして筋骨隆々な体格。
刀オタクでなかったら、絶対にモテそう。
体のあちこちに傷を負っても、研ぎの手を止めることのない鋼鐵塚さん。
その鬼気迫る集中力に、鬼もタジタジ。
死を覚悟する無一郎
無一郎は、肺にわずかに残っていた空気を頼りに、最後の一撃を試みますが、術を破ることはかなわず。
おわったと、自分の死を受け入れてしまうのでした。
目を閉じる無一郎に「どうして、そう思うんだ」と問いかける声が。
目を開けると、そこに炭治郎が。
いやいや、炭治郎は鬼と戦闘中だから、これは無一郎が見ている幻覚。
でも、どうして炭治郎?
無一郎本人も、炭治郎には言われたことがない、誰に言われた言葉だっただろうかと考えます。
死を意識するたび、幻覚は無一郎は助かる、誰かが助けてくれると励ますのです。
1人の人間ができることには限りがある、だから協力し合うんだという言葉は、幻覚でなくても炭治郎が言いそうな言葉。
判断を間違えた、柱だからと己惚れていたと反省する無一郎に、間違っていないという幻覚。
色々間違えたから、自分は死ぬんだと納得する無一郎でした。
その時、幻覚ではなく誰かの小刀が外側から水の壺に。
小鉄君が外側から、壺を破ろうとしているのです。
誰かが助けようとしてくれているよ。無一郎。
自分を助けるよりも優先するべきことがあると、涼しい目で奮闘する小鉄君を見ていた無一郎ですが、背後から迫る金魚鬼を発見。
早く逃げるようにゼスチャーで教えますが、必死の小鉄君には届かず。
彼が気づいたいた時には遅く、急所を刺されてしまいます。
傷口を押さえろ、早く逃げろと訴える無一郎の目の前で、小鉄君は跪きます。
その位置はちょうど無一郎の口の位置。
小鉄君は、壺に口をつけ、中に空気を送り込んだのです。
「人のためにする事は、巡り巡って自分のためになる。」
これって、刀鍛冶の里編の核となる言葉ですよね。
無一郎に微笑みながら語る炭治郎の幻覚。
その隣にもう1人の人物が。
無一郎の父親。
彼は、父親が炭治郎と同じ赤い瞳をしていたことを思い出すのでした。
なんか、雰囲気も似ている。
炭治郎と無一郎って、ひょっとしてご先祖様がどこかでつながっているのかも。
小鉄君の必死の救出活動のおかげで、玉壺の術を破った無一郎。
何とか水の中から脱出できました。
小鉄君、助かるかな。
蜜璃ちゃん、早く来て~