「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編 第三話の感想です。
サブタイトルは「三百年以上前の刀」なので、縁一零式から出てきた刀について詳しく語るのかと思いきや、そんな様子は全くなくなかった。
古い刀を前に興奮して、コミュ障刀鍛冶ともめて、友達と思っている同期に部屋から叩きだされ、妹と仲良く寝てたら柱に鼻をつままれ…
せわしないけど平和な時間を過ごしていたら、いきなり上弦の鬼の襲来。
という目まぐるしい展開でした。
鋼鐵塚さんの弱点発覚
縁一零式から出現した刀を見て、小鉄くんと炭治郎は大興奮。
しかし、刀身はさび付いていて使い物にならず。
300年以上放置されていたんだから、当然と言えば当然ですね。
気にしていないと言いながら、笑顔作ってポロポロ涙する炭治郎がカワイイ。
そこへ、「あとは任せろ」と乱入してきたのは、行方不明だった鋼鐵塚さん。
それにしても、格闘系主人公のようなムキムキな体で、炭治郎も一瞬彼とは分からなかった。
刀のことは任せろと言う刀鍛冶から、全力で刀を取り返そうとする鬼殺隊士。(笑)
それにしても鋼鐵塚さん、刀にしがみ付いている2人を振り落とすとは物凄い腕力ですね。
鬼並みじゃん。
この混乱を収束させてくれたのは、刀鍛冶の鉄穴森さん。
どこからともなく現れて、鋼鐵塚さんの脇をくすぐります。
こうすると力が抜けて、ぐったりするんだとか。
くすぐりに弱い人って、こうなるよね。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
金森さん曰く、炭治郎のために今度こそ折れたり刃こぼれしない刀を打つために、山籠もりして修行していたのだとか。
鋼鐵塚さんって、あの性格だから剣士に嫌われて、何度も担当を変えられていたけれど、炭治郎は毎回彼に刀の修理を頼むので嬉しかったんだろうと鉄穴森さんは言います。
人付き合いが下手なんだ、とは小鉄君の弁。
それにしても、子供だから、歯に衣着せないズバズバとした物言い。
遠慮のかけらもないから、鋼鐵塚さん怒らせて首絞めあげられちゃったよ。
口は禍の元…くわばらくわばら。
300年前の刀は、鋼鐵塚秘伝の日輪刀研磨術で磨き上げてくれるそう。
それまでの代わりとして、炭治郎に新しい刀を一振り渡してくれました。
なんだかんだ言って、優しい人だ。
鋼鐵塚さんの配慮が、この後、炭治郎を助けることに。
ほのぼの展開で和む
三日三晩不眠不休で刀を磨くんだそうで、それが元でなくなる人もいるという大変な作業。
絶対見にくるなといわれ、炭治郎は悶々とします。
その事を相談しに、ちゃっかり玄弥の部屋に入り込み、善逸や伊之助と語らうようなリラックスした態度の炭治郎。
それにキレる玄弥。
最終選抜のとき、炭治郎に腕折られたことを根に持ってる。
ていうか、普通根に持つわな。
それを、君が全面的に悪いし、仕方ないと爽やかに返す炭治郎。
この会話、かみ合っているような、そうでないような。(笑)
玄弥の歯が元通りになってる。
折れた歯は炭治郎が大切に保管しているから、見間違いってことはないよね。
何で治ってるの?
玄弥に追い出された炭治郎は、禰豆子の髪を三つ編みにしながら、今度は玄弥と一緒にご飯を食べるつもりだと語ります。
でも禰豆子ちゃん、ぜーったいお兄ちゃんの話を聞いてないよね。
三つ編みが嬉しくて、心ここにあらずって感じ。
そんなに蜜璃ちゃんのことが好きになったんだ。
兄弟の寝姿が微笑ましい。
炭治郎が、ほんとうに幼い顔で寝てる。
こんな平和な光景とは裏腹に、刀鍛冶の里に上弦の鬼が。
上弦の伍・玉壺。
綺麗な壺の姿しているくせに、今まで見た鬼の中で一番下品な鬼だと思う。
人喰っておいて、「不味い」と吐きだしたりすんじゃないよ!
上弦襲来 一気に劣勢
幸せそうに寝ている炭治郎を、鼻をつまんで起こしたのは無一郎。
鉄穴森さんを探しているそうだけど、もうちょっと別の方法で起こせばいいのに。
それにしても、炭治郎は相手が年下だと、階級が上でも態度がお兄ちゃんになるんですね。
柱相手に、そんな馴れ馴れしい態度…
隠が見ていたら、真っ青になりそう。
「人のためにする事は、結局巡り巡って自分のためにもなっているもの」という言葉に、無一郎の表情が変わった。
なんかすごい豊かというか、年相応の反応。
でも、すぐにぼーっとした表情に戻っちゃった。
そして、何を話していたか忘れて、禰豆子のことに話を振ってきた。
うーん。
こんな相手とちゃんと会話を成立させている炭治郎って、何気に凄い気がする。
そして、首をかしげる3人の姿が可愛すぎる。
ここから突然、上弦の肆・半天狗の登場。
全く気配を感じさせず侵入してくるなんて、怖すぎる。
しかし、こんな息も絶え絶えな老鬼が、上弦の肆だなんて。
無一郎がその速さに驚くぐらいだから、やっぱり上弦なんだろうけど、虐めないでくれって泣く上弦の鬼って何?
と呆れていたら、あっさり柱に首を落とされた。
あまりに簡単すぎる。
遊郭での経験から、無一郎に油断するなと忠告する炭治郎。
頭には新たな体、残った胴体に新たな首が生えて2体に分裂。
堕姫と妓夫太郎の時とはまた違った分裂方法なのね。
同時に攻撃すれば勝機はあると踏んだ炭治郎ですが、鬼の団扇で無一郎が飛ばされちゃった。
西遊記の芭蕉扇みたい。
あ、天狗の団扇か。
一気に窮地に立たされる炭治郎。
展開が速すぎます~
増殖する鬼
2体に分離した鬼。
互いを「積怒」「可楽」と呼び合い、積怒が錫杖で炭治郎に電撃攻撃。
意識が飛びそうになる炭治郎が見たのは、宿坊の屋根から銃を撃つ玄弥の姿。
その弾は積怒の首を吹き飛ばし、玄弥の刀が可楽の頭を撥ねます。
いとも簡単に首を討たせる鬼たち。
炭治郎は、すぐにこの鬼の性質を見抜きます。
わざと首を斬らせて分裂し、若返る鬼。
どこまで増えるんだ?
四つに分かれて「怒」「楽」がいるとなると、残りの2体は「喜」と「哀」かな。
首以外の急所を探す炭治郎は「喜」の鬼に捕まり中空へ。
この鬼、背中に羽が生えている。
「半天狗」だけに、烏天狗がモチーフなんだね。
禰豆子に玄弥を助けるように頼みますが、彼は「哀」の鬼の槍に腹を貫かれ串刺しに。
早々に死亡フラグ?
炭治郎は、烏天狗鬼の攻撃をヒノカミカグラて防ぎますが、すぐに起き上がれない状況。
ヘッドホン付けて視聴していたら「キーン」という音が聞こえて、ヘッドホンの故障かと思ったんだけど、炭治郎が「耳が聞こえない」と言っていたので、SEなんだと分かった。
どうやら、この鬼は超音波攻撃をするらしい。
炭治郎危うし。
というところで、場面は山まで吹き飛ばされた無一郎が、里へ向かって駆け下りているシーンに。
里が襲われているなら、長と熟練の刀鍛冶を守らなければと考える無一郎。
柱としては、満点の状況判断。
しかし、すぐそばでは小鉄君が、壺を背負ったデカい金魚の鬼に襲われている。
刀鍛冶の見習いを助けたところで…と見殺しにしようとした無一郎ですが、炭治郎の言葉を思い出します。
この言葉はちゃんと覚えていたんだ!
「邪魔だから、とっとと逃げてくれない?」
言葉は冷たいけど、力のないものを助ける柱ってカッコいい!!
とニヤけたところで、今回は終了となりました。
構成がうまい。
次回も気になるし、蜜璃ちゃんはいつ再登場するの?
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