2月もあと少しで終わるという日に、新型コロナでダウンしました。

これまで何とか感染せずにいたのですが、一家全員陽性という事態に陥ってしまいました。

5類に引き下げになりますが決して「風邪やインフルエンザと同じ」ではなかったので、我が家で起きたことをお伝えしようと思います。

 

 

  教訓①コロナはそれと分からずやって来る

 

事の起こりは、ダンナの風邪でした。

初めは、のどの痛みと、風邪の初期症状のようなだるさを訴えていました。

そのうち、いつもとはちょっと違う、痰がのどのに引っかかったような咳をゲホゲホとしはじめたのです。

でも、熱は平熱。

因みに、コロナワクチン接種は5回、インフルの予防接種も済ませています。

だから油断していたんでしょね。

タチの悪い風邪をひちゃったなくらいで、家の中でもマスクをするという予防策を取っていなかったのです。

 

体調が悪いという本人も、自室よりもリビングのソファに転がって1日を過ごしていました。

今思えば、この時にマスクの着用とか、自室で休むように言えばよかったと後悔しています。

 

その翌日、ダンナは37度ちょっとの発熱。

でも、その夜には36度台に下がっていました。

 

なので、ますます「風邪」だと思ってしまったんです。

これが日曜日のことです。

 

 

  教訓②感染力はインフルの比じゃない

 

 

 

月曜日になり、まだ咳などは残っていましたが、ダンナは普段通りの生活に戻りました。

自営で在宅ワークをしているので、出勤するという事がないのが、今回良かったなとしみじみ思います。

その日の夕方、私ものどの痛みと咳が出るように。

ダンナの風邪を貰っちゃったかなあと思いながら、夕食の準備。

手はまめに洗っていましたが、マスクはしていなかったかと思います。

 

その夜はお風呂に入って就寝。

長湯で温まり過ぎたのか、体がほてってなかなかな寝付けないなあと思っていたのですが、それにしても熱すぎる。

深夜、熱を測ってみると37.7度もあるじゃないですか。

解熱剤を飲もうとリビングに降りると、息子がまだ起きていて「検査した方がいいんじゃないの」と言ってきました。

この時初めて、「新型コロナ」を疑い始めたのです。

たまたま、我が家には以前家族の1人が濃厚接触者になったことから、自治体が配布している抗原検査キットを取り寄せていました。

なので、さっそく検査。

幸いなことに陰性でした。

ええ、この時は陰性だったのです。

 

それじゃあインフルかもしれない。

他の家族に移さないように、私は娘との一緒に寝ていた部屋から別室へ移動。

このあたりは、息子が主導で動いてくれました。

普段は自分のことにしか動かないヤツなんですが、いざとなったら頼りになるという事を証明してくれました。照れ

 

しかし、夜が明けてから事態は急展開。

娘ものどが痛いということで、自分で検査。

結果は陰性。

私の体温は午前10時過ぎには38度に達していて、食事することもままならず。

ひたすら水分摂取。

ダンナとは、明日になっても下がらなかったら受診しようと言っていましたが、午後5時に38.5度になり、明日まで待っていられないぞと、発熱外来のある医院に駆け込み、インフルエンザの検査をお願いしたのです。

 

ところが、結果は陰性。

私の経験則では、ここまで熱が出てしんどいのに陰性とは、信じられない状況。

看護師さんも首を傾げ、念のためPCR検査もしてみますかと提案してくれました。

娘のこととか、他に咳が出始めている家族もいたことから、お願いすることにしました。

 

ダンナがタチの悪い咳をし始めてから2日後。

何かしらの症状が、家族全員に出ていたのです。

 

 

  教訓③処方されるのは解熱剤と一般的な風邪薬

 

 

新型コロナは、まだ特効薬が出ていません。

なので、外来診療で処方されるのは解熱剤と症状に合わせた風邪薬だけです。

私も、ロキソニンと鼻とのどの風邪薬を出してもらいました。

検査結果が判明するのは、翌日の午前中。

この時点では、まだ、新型コロナの可能性は否定できないものの、インフルでなくて良かったねなどと夫婦で話してました。

 

しかし、その夜。

私の熱は38.8度と、過去最高をマーク。

さらに、娘も発熱してしまったのです。

この感染スピードの速さは、インフル以上

私は、コロナかもしれないと、薄々感じ始めていました。

因みにですが、私もこの一月前に5回目のワクチン接種を済ませています。

 

翌朝の午前中9時。

PCR検査で陽性だったと連絡が来ました。

 

その頃には、息子も発熱。

家族は、各々で医療機関を探して、検査しに行きました。

とにかく早く結果が分かるとこを探したようです。

娘と息子は、抗原で陽性と出ました。

ダンナは、綿棒を鼻に突っ込まれるのが嫌だからと、唾液で検査するPCR検査を依頼。

後日、陽性と出ました。

 

こうして家族全員、感染したのでした。

最初の1人が体調不良を訴えてから、わずか4日のことです。

 

 

  まとめ:我が家が全員コロナになった敗因

時系列で、我が家が全員陽性になるまでを紹介しました。

こうなる前に、こうしておけばよかったと反省したポイントは以下の通りです。

 

  1. 体調不良の家族は隔離する
  2. キッチンにも除菌用アルコールが必要
  3. 寒い日でも、換気はこまめに

 

今にして思えば、ダンナが普段と違う咳をしていた時に、隔離しておけばよかったんです。

ですが、私がよく痰が絡んだような咳を良くしていたせいで、ダンナが自分の異変を私と同じようなものだと重視しなかったのと、そんな咳をしているのを家族が見過ごしてしまったのが大きな敗因でした。

 

ダンナは、ワクチン接種後の副反応がほとんど出ない人だったので、高い熱もでず、熱が出てもすぐに下がっちゃったのも、敗因です。

同じウイルスでも個人差があるので、一般的な情報のほかに、ワクチン接種時の副反応の出方も参考にした方がよさそうです。

 

そして、家族に蔓延してしまったのは、寒さに加え光熱費を抑えるため、なるべく家族が一緒の部屋で過ごすようにしていた、ライフスタイルも大きく影響したと思います。

 

寒いとついつい締め切りがちになりますが、1時間おきの換気は重要です。

 

一家の台所を預かる主婦として、私が大いに反省したのは、調理中のマスク着用は必須だなという事と、殺菌成分配合でも手洗いだけでなくアルコール消毒も合わせるべきだったという事です。

 

我が家には、乳幼児や高齢者はいませんでしたが、重症化リスクありの人間が私も含め2人います。

 

今回は運よく救急車のお世話にならずに済みましたが、コロナは季節性感染症ではないので、これからはもっと気を引き締めて対策していこうと思います。

 

この失敗談が、お役に立てれば嬉しいです。